やっと、やっと…!
暖冬だったというのに、うららかな陽気は
大手を広げ、まっすぐにはやって来ませんでした。
私は楽しく待ちわびる日々でしたが、
桜たちにとっては、膨らんだつぼみに寒風を受け、
試練の日々だったかのように感じます。
そしてそれらを乗り越えた先には
晴れがましい開花のときが待っていました。
まさに4月!
こころのなかに
トスティの かの曲が流れる高揚感のなか、
近所の桜たちをよくよく愉しみ、カメラに収めました。
(写真はクリックすると拡大されます。)
下は他の写真より2日前に撮ったもの。
電車が高架化されたために、駅のホームに絶景が現れました。
通りはこのような様子で桜の木が立ち並んでいます。
種類はさまざま。
ソメイヨシノにヤマザクラ、ベニシダレなどなど。
よくよく見ると、その佇まいもさまざま。
老木と菜の花、
柳と戯れる姿、
花ばかりも賑やかで明るく、
根元から芽を出し、たくましく咲くものもあり。
ゆっくりと、開き始めたばかりのものもあり。
駅から1kmとちょっと離れたところにある歩道橋は
見物客で鈴なり。
わたしもそのひとりとなって、高いところから一枚パチリ。
褻(ケ)の場所が晴れの場に変身するこの一時を
今年は存分に味わうことが出来ました。
夢見心地の風景は、あと数日は続くことでしょう…