これは5年前、私が中学2年生の時のお話。


ハードオフのショーケースに「日本製トミカ1台980円」のコーナーがあった。

主に塗装が剥げたり、パトランプが取れていたりとダメージのあるトミカの中に、一際輝いて見えるトミカがあった。


「トミカの最初の6車種のうちの1台があるぞ!!!」

すぐさま店員さんを呼んだ。


しかしショーケースから出した時、タイヤに白く塗装がされている事に気が付いた。さらに言うと、1Aホイールではなかった。



このショーケース、トミカの正面からしか見えないような造りになっているため、実際出してみないと当時の物なのか判別し難いのである。


でも欲しかった車種だったので購入。

中学生当時インターネットが使えず、このトミカの正体が不明なまま3年放置。

そして高校生の時、メルカリを見ていてこのトミカが「トミカ誕生記念コレクション‘97」の1台であった事を知る。


日本製なのに復刻版!こんな物あるんだ〜、と驚いたのを覚えている。


引き出しから出してきてよく見てみたが、なんとこの復刻トミカ、裏の刻印が当時物のフェアレディとさほど変わらないのである。




唯一の違いは、マフラーパイプの下に©️(商標のマーク)があるか無いかぐらいであった。

このトミカの正面だけを見れば、当時物を持っている気分になれる。