物干し台


ビルとビルの合間の物干し台。


これができた頃の眺めは、ずいぶんと違ったんだろうな。


季節によっては、時間帯によっては、気持ち良さそうだよな。


昔、祖父の家にもあった。 (小さい頃だったから、なかなか上らせてもらえなかったけど。)


元々、この建物の構造って、洋風なんだろうか? 和風なんだろうか?


瓦屋根でないと...という気もするから、和風?


屋上とは、また違う。 高層マンションの広いベランダとも違う。


また、復活していってもいいよね。


昼寝したり。 ビール飲んだり。 星空を眺めたり。 懺悔したり。


広すぎないところがいいんだ、きっと。

『ファンダンゴ』 『モーターサイクル・ダイアリーズ』


『あの頃ペニーレインと』 『エリザベスタウン』


最近のぼくは、青春の中にいる...少し、違う。 いや、だいぶ違う。


この歳にしてそれもないけど、“モラトリアム人間” という状態に、似ている気がする。


積み上げてきたものが崩れつつあって、


これから何を大切にしていったら良いのか?分からなくなりそうな時がある。


自分の中にある自分なりの正義だけは、ギリギリ貫いているから、自分でいられるとも思うし、


逆にそこを改めないと、これからだってダメな気もする。



毎日の生活に“積み上げ”が感じられないと、どこか一所懸命になれない性質もいけない。



だから、自分の部屋のラックから取り出すDVDは、気がつくと上のような作品ばかりだ。


オトナにならなければならない最後の乱痴気騒ぎ、自分探しの旅、ロックな生活、再生へのドライブ...。


今頃、そんな世界にいていいのかな。 そんな世界にどっぷりつかりたい気もするからコワイ。



でも、どこかまだ自分には余裕があるんだ。


オバチャンのジャズシンガーが悩み相談の回答で言っていた。


「アンタ、船から落ちて、海で溺れている人間が、悩んだりしますか?」


悩んでいるうちは、まだ余裕があるということなんだろう。


ぼくは、まだ悩んですらいない気もする。



人生の選択権は、自分にあると思えば、何か楽しくもなってくる。


とにかく、“覚悟”だけは決めないと...もういい歳だしべーっだ!





ある日の食卓。


息子がつくった旗をシューマイに。


好きだよ、こういうセンス。





出張でホテルにこだわる人も多いが、ぼくはあまり普段こだわらない。


連泊の場合は別として、夜遅くにチェックインして、寝るだけだもん。


それに最近は、大浴場付きのリーズナブルなホテルもたくさんある。



幽霊が出そうな(いや、確実に出ていたな。)ホテルや、


古いけど、浴室がやけに広くって、トイレと別々で、

「ここ昔は、フツーのホテルじゃないでしょ...。」みたいなホテルに泊まったり、


急遽、予定外の宿泊となって、部屋が取れなくて、やっと探し当てたさびれた旅館が、

昔の“連れ込み宿”そのまんまで、上司と男二人で泊まって、

勘違いされたり(だって、蒲団ひとつしかなかったもん。)...。



各地でいろいろなホテルに泊ってきたし、


若い頃、出張ではないが、終電に乗り遅れて、サウナの仮眠室や漫画喫茶で夜を過ごしたことはあるが、


カプセルホテルは、長い社会人生活の中でも初めてだった。



この歳でカプセルホテルに刺激を感じちゃうのもなんだけど、


ベッドひとつで夜を過ごせるところは、『深夜特急』で出てくるような“ドミトリー”感覚だし、

(セキュリティーという面では、貴重品を入れるロッカーだけですし。)


アイボリーの樹脂製のカプセルの中のボタンを操作すれば、照明、ラジオ、テレビモニターが操作できる


子供の頃、創造に描いていた“未来の家”みたいだ。




サウナ付、大浴場付きだから、なかなか快適。


だけど、利用客が男性だけなので、どこか色がないのと、


なんとなく朝チェックアウトする時に、勢いがないというか...。


どこかアソビで自分にストーリーを持たせちゃったりしたり、

(俺は、無実の罪ながら、追われている身だとか...。)


選択肢がある中で敢えて泊まる分にはいい気がするけど。





更新が遅れ遅れですが、出張三昧の後、今年の盆休みも御宿の家で過ごした。



海水浴は、やっぱりいい。


波に向かって、思い切り泳ぐ。


沖に向かって、必死になって泳いでいると、


騒がしかった海岸の世界から、自分が掻く水の音だけの静かでひとりの世界になっていく。


きっと短い時間だけど、いつのまにか、その動作だけに集中している。



そして、家に戻って、泳いで疲れた筋肉と、陽に焼けて熱の残った肌を、


ヒグラシの声を聴きながら、ゴロリ畳の上で冷やすのが、なんとなく気持ち良くて好きだ。


出張三昧の7月、8月だった。


名古屋~大阪~香川~松山~広島~三島~倉敷~姫路~木更津~

大阪~湘南~大阪~長崎~熊本~大牟田~博多~石巻~仙台・・・


結構、ツアーのようにして周ったから、移動も多かったです。



早起きして行った熱田神宮でお願いごと。

晩に食べた“ひつまぶし” 『熱田蓬莱軒』 (本店には行けなかったのだけど。)



香川の琴平駅。 何となくカワイイ駅舎。

つばめが、駅舎の軒下に間借り。 出張中にこんな光景に遭えると、和みます。



瀬戸内海の夕陽。 琴平~松山へ。

翌日、松山港から、広島へ。 船もいいもんだ。

移動は、結構疲れるものだけど、海が見えると癒される。



広島の市電。 ちょっと昭和の匂いがする。

九州のJRの列車は、こんなレトロな感じのやら、鉄人28号みたいな顔のやら、見ていて楽しい。



長崎空港 『牡丹』 のちゃんぽん。 海鮮のダシも効いているのか、とても美味しい。

野菜たっぷりなのも、出張中は嬉しい。

天神 『テムジン』 の餃子。 何故か、九州出張は、食べ物の画像ばかり...。


移動で遅くなり、お店を探すのも億劫になって入った 『一蘭』 のラーメン。

ラーメンを語る時、ここのラーメンをベストとする人もいる (ぼくは、それ程でも...)。

みんなそれぞれ“心のラーメン”のようなものを持っているから、ラーメンは国民食ですね。

天神のホテルの近くで、ひとり、もつ鍋。 この時は禁酒してたので、ジャスミン茶片手に。



九州から、一挙に宮城、石巻へ。 電車から撮った、松島海岸近くの海。

仙台では最近、ゆっくり食事ができない (ま、何処に行ってもだけど...)。

仙台だからと言って、そこまでして食べたいとは思わないのだけど、

いつも売店にこれしか残っていない “牛たん弁当”。

紐を引っ張ると、蒸気が出て、お弁当が温かくなる仕組み。



以前、麦夫さん もブログで書かれていたと思うけど、


会社のお金で、自分の意志では行かなかったであろう日本の色々なところへ行き、


その土地の文化に触れられるのだから、出張は良い...と。 ぼくも同感です。




『深夜特急』

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)/沢木 耕太郎

¥420

Amazon.co.jp



この本に、はまってしまった。


感動したのと、少し違う。


いつも手に取れるところに置いておきたい...ような。 


「必要」というものに近いのかもしれない。


この本は、今の固くなったぼくの気持ちのコリをほぐして、


大きくしてくれるような気がするからだ。


危険なのは、その分、いろいろなものごとが、儚くも思えてくるところだ。


コダワルこととか、繋がっていることとかが。


きっと、この本の主人公(沢木耕太郎)のように、


ひとり旅に出れば、何が必要で、何が大切なのか...


くっきり見えてくるのかもしれない。


主人公も、次第に旅の終わりを感じ、終着点に近づくにつれ、


戸惑いと寂しさを覚えているようだけど、


読んでいるこちらも、彼の旅と同じように、


読み終えることを惜しむ気持ちになっている。


もっと若い時分に...とも思うけど、知り合えて良かった。


きっと、読んだら、誰でも旅に出たくなる本です。


J・アーチャー

ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3/ジェフリー・アーチャー
ケインとアベル 下 新潮文庫 ア 5-4/ジェフリー・アーチャー

6月、ブログをお休みしている間、久しぶりにジェフリー・アーチャーを引っ張り出して来て、読んだ。


普段、小説を全然読まない訳ではないけど、あまり多くの作家の作品を読んだことがない。

音楽の趣味と違って、一度好きな作品があると、その作家の旧作、新刊を追いかけてしまう。

彼は、そのうちの一人なのです。 (もちろん、翻訳本ですが...。)


大学生の頃に読んで以来、仕事や人生に対して、モチベーションが欲しくなると読む。


この 『ケインとアベル』 なんて、もう何回、読んだだろうか...。



同じ日に生まれた、全く生活・経済的な環境の違う二人が、


ある時、人生の線上で交わりあい、何の因果か、互いに憎しみ合い、


時には知らないところで互いに救い合い、経済界、政界においてのし上がっていく大河ドラマ。


特に彼の作品の中でも、この作品を読んでいると、単純ではあるが、


自分も、これからまだまだやれる!という気分になってくる。


それに、海外小説ならではの、気の利いた台詞なんかも、今となっては楽しい。


当たり前の締めくくりだけど、そんな台詞ひとつ採っても、


「本って、やっぱり、人生を豊かにしてくれるものだ。」 と感じます。



読まれた事のない方は、是非! 夏休みの読書にオススメです。


この 『ケインとアベル』 の続編ともいうべき、『ロフノフスキ家の娘』、


『チェルシーテラスへの道』 『百万ドルをとり返せ!』 などなど、どれも面白いですよ。


GUAM

息子の今年の七夕のお願いごとは、「かっこよくなりたい。」だそうだ。


本当は、「やさしくなりたい。」と書くつもりで、練習していたそうなのだが、


どうやら、一文字目の「や」と「か」を間違えたみたいだ。


でも、なんでそのようなことをお願いごとにしたのか。


フツウの子どものように、


「じてんしゃに、のれるようになりたい。」


「てつぼうで、さかあがりができますように。」


「およげるようになりたい。」   じゃないのか...というと、


「じてんしゃや、てつぼうは、がんばったら、できるやろ。 だから、がんばっても、できないことをおねがいしてん。」


なるほどね。 でも、同じDNAを感じるなぁ(^-^)。