グローバリズムとは、狭義には産業の世界規模化のことを指しますが、実情は世界のアメリカ化となってしまっています
この流れを飛躍的に加速したのが、インターネトの登場でした
そもそも現代のグローバリズムは、大航海時代に始まったとされます
しかし、歴史的に一番早くグローバル化に成功したのは、キリスト教だったのではないでしょうか
西欧諸国は、キリスト教を盾に植民地を拡大しました
グローバリズムは、地球の一か所で発祥したスタイルが世界に蔓延するという現象です
今回のパンデミックで、このグローバリズムが物理的にロックダウンされたのです
多くの識者は、今後世界の潮流はナショナリズムに向かうと予測しています
それは一体どれほど長続きするでしょうか?
私の未来ビジョンでは、もっと長期スパンで見た場合、その先に来るものは『セントラル化』という潮流が見えてきます
(もっと相応しい単語があるかもしれません)
セントラル化をいち早く体現した例は、医療の分野に見られるのです
先進医療は、西洋医学から東洋医学、世界中に点在する代替医療を統合する統合医療に向かいました
これが、セントラル化のプロトタイプなのです
グローバル化が、1つの文化が世界に広がるということですが
それに対してセントラル化は、多くの文化が一つに統合するという違いがあります
まさに、分断の3次元から統合の5次元への移行に適っていることであります
今後、科学や技術、政治、金融などあらゆる分野でセントラル化が進んでいき、国境の意味さえ薄れていくでしょう
一つの文化がその他大勢を駆逐するのではなく、全ての文化が共存し役割分担する世界です
キーワードは共存、統合、融合です
かつて、インターネットの出現がグローバル化を促進したように
世界のセントラル化を加速するのが、量子コンピューターなのです
バベルの塔を建設して神の怒りに触れて、バラバラの言語にされてしまった人類は、やっと一つに戻ることができるのかもしれません