あっち側の人
今日はペン入れについて書くと言ったが、あれはウソだ。ふふふ。
つい最近も、電車が止まって乗客が線路を歩かされる…
といった事故が あったけれども。
あの手の報道を聞くとオレは羨ましいと思ってしまう!
線路を歩いてみたいのだ。
田舎の、じぇーんじぇん電車が来ないような線路じゃダメなんよ、
都会を普通に走ってるいわゆる電車の線路が歩きたい。
別に危険を侵したいわけではありません。もう30半ばの身障者ですからね。
要は、「日常の中の非日常」に興味があるんだ。
例えばマンホールの中とか、地下鉄構内とか、バスの運転席とか。
関係 者以外立ち入り禁止って、そそられるねー。
『いつも目の前にあるけど未知』というのは、なんだか面白い。
そういう意味では押井守作品は非常に好物なんだけど、
困ったことにあの人の作品て大体面白くないんだよな。
日常の中の非日常に憧れるのはなぜか、と考えてみましたところ。
基本的にオレ達は「享受する」側にいます。
で、オレが挙げた非日常というのは、「発信する」側の世界なんだね。
非日常の世界に憧れるというのはつまり、その世界に行くには一定の許可が
必要であって、それを含めて羨ましがっているのだオレは多分。
オレはお世辞にも売れてる作家とは言えないけど、それでも、
発信する側の世界にしがみついていられる事に感謝している。
オレはマンガが好きというより、マンガを描くのが好きだ。
これは似ているようで、違うんだ。
ということで、オレが今最もアツいと考える「日常の中の非日常」への
入り方を書くことにする。
例:事故現場にて
◎オレ、入っていく。
↓
◎それに気付く現場の人間「ちょっと!ダメだよ!」
↓
◎別の人が割って入る「ああキミ、彼はいいんだ」
↓
◎ハッとなる現場の人、入っていくオレ。
この、「彼はいいんだ」って一回言われてみてえな!
はい、もう風呂に入って寝ます。
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昨日のやつ、色付けました。