オートクチュールにアメリカの発のtシャツが登場するようになったのは60年代のこと。そのtシャツは1962年夏のクリスチャン・ディオールによる、ストライプのベルベット素材のものであろう。2年後にはニナ・リッチがクレープ生地にパールで縁取りしたイブニング風tシャツを制作し、ジャック・エイムは今のルレックス素材を思わせるラメ入りtシャツを発表した。一方、既製服のメーカーの間では、さまざまな色やデザインのtシャツが製造されるようになった。サイケデリックなプリント、大学名のイニシャル入りのもの、あるいは花柄、色のグラデーション…。
ポリー・マグーお前は誰だ?のヒロインのひとりが名前入りTシャツを着ている。オリジナルTシャツを作るポイントはこちら。一部で熱狂的に支持されたこの映画は、1966年、写真家のウイリアム・クラインが制作、世界ファッションとメディア展で上映された風刺的作品として有名。
スピードや経済効率を世界中が追い求める今、日本でも、今まで大切に育まれてきたやわらかな感性と情緒が失われていっているのは、とても残念です。こういう時代だからこそ、日本人のやわらかな情緒やすぐれた平衡感覚を大切にしていきたいと思うのです。
移ろい変わりゆくものと、軸のよう に変わらぬものとの絶妙な調和。
