本人確認と個人情報保護
ここ数年、銀行などの金融機関や市役所などの公共機関を筆頭に、本人確認が徹底されてきています。窓口では、運転免許証など、住所・氏名・生年月日の記載のあるものを求められます。利用者も最近は慣れたようで、ほとんどの方が抵抗感なく提示しているようです。
その一方で、個人情報保護の意識が相当強くなっているようです。
電話帳の電話番号掲載を希望しなかったり、マンションの郵便受けにネームプレートを付けなかったり(ワンルームマンションだけではなく、ここ数年はファミリーマンションでも)、学校でクラスメートの住所録を配布しなくなったり、患者さんを診察室へ呼び入れるときに、名前を呼ばないで番号札の番号を呼ぶ病院も多いとか。
本人確認と個人情報保護、対極の関係にあるもののようにも思えますが、それぞれ強くなっていくばかりのようで、不思議な感じがします。