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政治経済外交に関して、世のニュース解説が浅すぎるーと思った時にエントリすることにしました。

イラク・シリアやリビアを代表とする中東からヨーロッパへの移民が止まらないが、少し遡って経緯を振り帰ってみたい。

イラクとシリア。アメリカが仕掛けたイラク戦争により2003年サダム・フセインが排除されたが、強固な政治体制の構築にアメリカは失敗。マリキ首相のの愚政やシーア派の内部対立する中、責任を放棄するように民主党オバマが判断して2010年にアメリカが撤退。

無政府状態に近い地域にアルカイダ残党を巻き込んだ指導者兼カリフのアブ・バクル・アル・バグダディがISILを誕生させ、各地を攻め込んだ。使われた武器や車両は戦闘後放置された政府軍のものやアメリカ軍の支給したものが使われた。

アサド政権を倒して民主国家に生まれ変わらせたかったアメリカの政策に結果的には相乗りしてシリアの反政府勢力を巻き込みながら勢力を拡大。

イスラム国家を作るという目標を掲げて中東各地から戦闘経験者を集めて、シリアとイラクにまたがる地域を奪取。ようやく2014年に再度軍事顧問団を送るが、陸上部隊は送らず、顧問団、武器供与、無人機に寄る空爆といった間接的支援中心で選挙区は膠着状態を脱せず、多くの難民が生まれている。

リビア。アメリカがバックで協力した反カダフィのリビア国民評議会が内戦を仕掛けて2011年にカダフィを排除したが、その後も国内は安定せず、二つの政府が自らの正当性を主張。権力の空白地帯は無政府状態になり治安も悪化。多くの難民が生まれている。

アメリカを中心とした独裁者排除が失敗し、権力の空白が生まれ、多くの屍を乗り越えて中東の難民がヨーロッパに渡っているという事だ。これはヨーロパ各国が難民をいくら受け入れようとも、中東の構図に変化が生まれないかぎり、終わることは無いのは明らかだ。逆にドイツやフランスが難民受け入れ表明すればするほど、移民希望者が生まれて手に負えなくなる。密入国しようと海を渡ろうとして失敗して死者も増えるだろう。

宗教指導者に政治を任せたイラン革命辺りが混乱のスタート地点だろう。イスラム教は国を運営できるような器用な宗教ではない。というか、まるっきり向いていないのに、割れる国をまとめようと宗教指導者に頼ってしまったことが運の尽きだ。つまりは中東の難民問題gは、中東の政治的安定をいかに構築するかにかかっている。

特に宗教と政治を如何に分離するかだ。それが出来ないならインド・パキスタンにならって宗教宗派で国を割り直すしか無い。


翻って日本は難民を受け入れるべきか?という議論があるが、難民発生の経緯を見れば分かる通り、日本が難民を受け入れようと問題は何も解決に向かって前進しない。必要であれば最低限の資金援助という強力で十分だろう。