2009年も早くも1/12終了。シラー


早い!




昨日、NHK教育番組で辺見庸さんがでていたので、見入ってしまった。

自分が大学2年生だったころ、辺見さんの話を聞いて、思わず弟子入りさせてくださいと志願したほど、影響を受けたのを覚えている。ショック!



昨日の番組のタイトルは、「しのびよる破局のなかで」。

辺見さんはたびたび資本主義社会に警鐘を鳴らす。


虚実が錯綜するメディア、即時性が高いインターネット、そして、それらのハザマで、苦悩、孤独、不安に

あえがざるを得ない若者。「愛」だとか、「苦しみ」だとか、「悲しみ」だとか、人間の根幹の感情を表現する

言葉が、全て商品広告の世界で使われ、貨幣価値として交換される世の中が、果たして経済の繁栄なのか?

奈落の底なのか?


辺見さんが足立区の学校で講演をした時のこと。その学校は殺人以外は全て起こっている学校で、生徒たちは

先生の話を聞こうとしない。辺見さんはこういう。「生徒たちは窓の外を見ながら方耳で聞いているんですよ。

それが伝わってくるんですよね」と。

親から子供へ、先生から生徒へ何を伝え、どう向き合わなければならないのか?


辺見さんの言葉は重みを感じる。それはなぜなのか?


番組の最後に、脳出血で倒れ、大腸癌におかされ、足を引きずりながらも階段を上り降りするリハビリを何年間も続けているがよくならない。ちぇっ、これがまさに徒労というんだけど、徒労も悪くないなと。


「時間」と「空間」と「言葉」。


この3つの相互作用こそが辺見さんの言葉のすごみなんだと最近思う。