Coogee
最初は、読み方さえわからなかった。
クーゲー?
コーゲー?
どうやら、クージーと言うのが、一番通じやすかった。
おそらく、初めてシドニーを訪れる観光客で、クージービーチに行く人は、ほとんどいないだろう。
私も、今回たまたまここに知人がいたので滞在したが、そうでなかったら、生涯行く事はなかっただろう場所だ。
しかし、いったいクージービーチってどこにあるのだろう。
空港を出ると、タクシー乗り場がすぐ目の前にある。
列に並ぶと、タクシーも次々やってきて、すぐに私も乗る事ができた。
運転手に、住所を書いた紙を見せる。
ナビに住所が設定されて、車が走り出す。
冬の朝日を浴びた、初めて見る、シドニー。
そうだ、日本と反対の季節だったな。
窓の外の景色が、とにかく広い。
大都市であるのに、贅沢に土地を使っている。
ナビが英語で喋ってる。
そうだったな、ここだったら英語でナビが喋るのは、あたりまえだったな。
朝の渋滞に少しかかって、タクシーは、Coogeeに着いた。
大都市にあるとは思えない、青い海が見えて、驚いた。
知らなかった。
シドニーが、こんなビーチを持っていたなんて。
でもそれは、沢山あるビーチのほんの一つ。
シドニーには、他にも素晴らしいビーチが、沢山あって、私はさらにあちこち歩く事になったのだった。