小さな小さな熊野市バスに乗った私は、ふと気になった、遊木漁港で降りてみた。

 


 

遊木でとれるさんまを使った醤油を、駅前のみやげもの店で見ていた。

 

そういえば、南イタリアはアマルフィコーストにも、さんましょうゆを作る村があるはずだ。

 

 

イタリアの村めぐりは、言葉が通じず、思うようにはできないが、日本でならできるのだから、行きたいではないか。

 


 

その遊木へは、国道42号線も、JRも通っていない。


 

遊木へ行くには、一日数本しか走らない、小さな熊野市バスに乗って行く。

 

 

地元の人は、車を運転するので、市バスに乗っているのは老人ばかり。

 

 

レンタカーで行く自信はない。

 

 

遊木に行く国道311号線は、道幅狭く、見通し悪い場所もあるので、もう私はプロの運転手さんに任せるのだ。

 

 


今夜の晩餐は、きつねうどんで。-遊木港


その日は日曜日で、漁港は静か。

 

バス停の近くの建物から、カラオケで演歌を歌う声が聞こえてくる。

 

 

お年寄りが多そうだ。

 

でも、無医村のようでもある。

 

 


海べりでは、子供たちが釣りをしている。

 

子供がいる、という事は、子供の親たる若い世代の人たちがそこそこいる、という事だな。

 

そしてその人たちが、船に乗っている、という事なのだな。

 

 

 

それにしても、このあたり、釣れそう。

 

次回ここに来る事があれば、ぜひ小さな釣竿を持ってこよう。

 

で、子供たちと一緒に釣りをしよう。

 

決めた。



今夜の晩餐は、きつねうどんで。-狼煙場入口


村を歩くと、津波避難場所の表示が、あちらこちらにある。

 

日本の海岸は、津波がある、という事を、決して忘れてはいけないのでしたね。

 

 

 

それにしても、避難場所の表示下にある、狼煙場入口というのが、気になる・・・・

 

次回来た時には、狼煙場にも行ってみましょう。

 

 


 

さらに歩くと、お家の間に川が流れている。

 

それも、なんだか風流な。


今夜の晩餐は、きつねうどんで。-民家の間の小川


小さな滝のように、右へ左へ曲がりながら流れ落ちる、小さな川。



おそらく、自然のままに流れる水の周りに、家を建てて行った、ということなのでしょう。

 

 

ふと降り立った漁港で、こんな景色に出会えるなんて、東紀州は、やっぱりいい。