例えば飲食店の宣伝チラシを作ってください。と頼まれたら。
皆さんはどんなチラシを作ろうとイメージしますか?
もちろん、「おいしそう」は大事ですね。
あとは?あとは?
「楽しそう」「高級そう」「頑固おやじいそう」
「安そう」「お腹いっぱいになりそう」「赤ちゃん連れでも安心そう」
ほらほら、上げると結構でてきませんか?
それをチラシで表現したい時、
いちいち
「おいしくて、安くて、お得感あって、素材にこだわる頑固おやじいるけど
根は優しいおやじだから赤ちゃん連れでも安心で、大人数でパーティも大丈夫で
本格中華といいながら、創作和食も作るし、ママの洋食ランチにも頑張って
たまにおやじが趣味のマジック披露するよ」(←そんな店あるかい!)
とまでは言い切れませんね。
だいたい、「私の店はめちゃ美味しくて、高級店です。」
てチラシに書かないでしょ。
「俺イケメンですんで。」みたいな。
ということは、やんわりと受け手が
「高級なのね。」と思ってもらいたいわけで。
「この写真使ってください。」とお店側(クライアント)から渡された写真が
クライアントが伝えたいメッセージとちょっと印象がずれていたらどうするか。
というのが今回の話です。
↑ここまで前置き
写真を見ると、皆さん色々印象を持ちますが
受け手によって感想が違ったりしますね。
でも、発信する側は届けたいメッセージがあります。
できればそのメッセージを受け手に届けてあげられるようにするのが
デザイナーの腕の見せ所だと思います。
私なりに思うにこんな工夫ができるかと(あくまで一例ですよ)
「楽しそう」と思わせたい場合。。
・写真に色味がなかったら、カラフルなイラストを多く添える。
・写真は明るめに補正
・笑っている人の写真など追加
・添える文字は柔らかいフォントを使う
・躍動感のあるレイアウト(配置)にする
「高級そう」と思わせたい場合
・写真が曲がってないか、ピンボケしてないか細心の注意で加工する
・ラグジュアリー感出したいなら少し暗めに補正
・添えるイラストは飾り系など装飾的なものにする
・添える文字は主張しすぎない明朝体など
・シンメトリーなどバランスの良い正統派のレイアウトにする
「美味しいそう」と思わせたい場合
・写真はフォトショップなどで彩度を上げる、明度もあげる。
・緑や赤、黄色など暖色系が写真になければ、背景やイラストで補う
・食べてる人の笑顔を追加(直接的だけど)
・文字は元気があっても、高級感があってもOK (美味しそうとぶつからないから)
・レイアウトも自由
「かっこいい」と思わせたい場合
・写真にノイズ入れたり、光入れたり腕をふるう。(笑)
・色は統一して沢山つかわない(いろんな色の写真を使わない)
・正統派クール→動きがすくないレイアウトでフォントは明朝体系
・体育会系かっこいい→躍動感あるレイアウトでフォントはゴシック系
これを読んで、「だろうね。当たり前んじゃん」と思ってくれたら
私の感覚はずれていないのでは、と一安心。
だって、たまーにこのセオリーに反するチラシ見たりするんですよ
子供向けの柔道教室のチラシが
使用している色が、黒赤のみ。
死ぬ気で戦う格闘技か指名手配のチラシのように思えたり
レストランのチラシなのに、食べ物の写真もイラストも一切なく
白地に薄い青文字のみ。だったり
まずは普通に作って見る。
ちゃんと伝わったら、その後、奇をてらった工夫をする。
という手順がいいかと思います。
最後に、先日制作させていただいたコンサートのチラシをご紹介します。
偉そうに言って大した技術ではありませんが、
コンサートの宣伝になればと思います。
ビッグバンドジャズオーケストラのコンサートなので
今回は、「かっこいい」「迫力あるサウンド」というテーマで制作しました。
左上のメイン写真は、実際は緑のジャケットなどでカラフルでしたが、
渋くかっこいい印象を受けるように、あえてモノトーンに加工し
色が沢山になるのを控えました。
かと言ってあまり暗くならないよう、
トランペットや書体のゴールドでバランスとってます。
サックスがずらっと並んだ構図は
迫力あるサウンドを連想させます。
きっとバンドの皆さんは、
チラシ以上に素晴らしい演奏をされることでしょう!!
コンサートのご成功こころより応援いたします。







