8月25日
世界中の人が注目したオリンピック。さすがにこれに一言も触れないで、とぼけているわけにもいかないかなという気に成り、今日は一言。
開会式も閉会式もテレビで見た。話に寄れば、両方で約110億円ほど使ったそうな。
百億と言うけど、日本流に考えればざっと1000億円くらいになるかも。それは経済力とか為替とかの価値観からすると、それくらいの比率になるということだ。
まあそれはともかくとして、これらの式典は「すごい」の一言につきる。立派か素晴らしいかは別の問題として、とにかく、中国のこれでもかこれでもかという意気込みを見せ付けられたというのが、正直な感想だ。
要するに、世界中の人が「中国、まだ後進国の一つだろう」くらいにしか思っていないだろうが、どっこいそうはいかないぞ「見たか、中国の実力を」というのが、彼らの主張だったろう。
実際、胡主席の言葉にあるように「アヘン戦争以来の屈辱に耐えてきた・・・」が、これで一流国の仲間になれただろうというのが正直なところだろう。
事実、今や中国の動向を無視して、世界の動向を語ることはできなくなってきている。世界の工場としての地位はこれからも長く続くだろう。それは同時に、中国に富が集中していくことを意味している。
現時点でも、外貨保有高では世界一の国である。
人口でも4人に一人が中国人。インド人とあわせれば3人に一人がどちらかの国の人間となる。
これからは、中国とインドの動向を見ないで、世界の動きを語ることはできない時代である。
インドに先駆けてオリンピックを成功させ、世界の一流国の仲間入りをした(?)つもりの中国が真の意味で、先進国の仲間になれるのは、次の問題をクリアできたときだろう。
それは世界中から非難されている「チベット問題」を始めとする民族問題。そして、いわずと知れた「非民主的な治安体制」。デモの自由も無く、国家や指導部を批判すれば簡単に投獄されるなどという『前近代的な体質』の改善が最も急がれる問題であろう。
これらの問題点が大幅に改善されてこそ、本当の意味での中国のトップグループ入りが認められると私は思う。ド派手な開会式や閉会式、コリに凝って、キンキラキンの祭典を行えることだけが、世界の指導国入りの条件では無いと言えるだろう。