まさにインドの国民的大御所俳優アミダーブ・バッチャン
昨夜から彼と、その息子アビシェークコロナウィルスに感染していたというニュースがインド中を駆け巡っている。
アミダーブの妻も女優だが、アビシェークの妻は
世界一の美女の称号を持っているアイシュワリヤ。
現在アミダーブの奥さんとともに検査結果待ちだという。
(結果、アイシュと娘も陽性…)
これだけのハイソなお家での感染源ってなんなんだろうと。
メイドやドライバーかな。
二人とも軽症らしいので、早く回復しますように。
ラダックの水事情は悪い。
山からの雪解け水も豊富、川もそこらを流れているけど、インフラが全く整っていない。
我々がラダック中を走ってる道も、水道管工事だろうなと思われる工事が延々となされていたけど、工事自体猛烈効率悪そうな感じだし、インド人は働かないでしょっちゅう休憩に入るので、きっと水道事情は永遠に良くならない気がする。
そのため、レー以外はどこもトイレ事情は最悪。ラジャスタンのドライブインより若干マシという程度。これがどの程度かというと
もう、原っぱでした方がいいかな
というレベル。
これが我慢できないと、インド🇮🇳の旅は続かない。特にラダックは過酷な方。

水事情も悪ければ、当然電気事情も悪い。
停電も多いし、蓄電率も悪い。だから街灯もレー以外ではほぼないし、ホテルの照明も暗い。
ラダックはカシミール同様、インドの普通のSIMカードが使えないため、デリーSIMの我々は電話もネットも使えない。
ホテルのWi-Fi環境も悪い。

もちろんスクルプチャンにWi-Fiなどない。

まーそんなわけで、目の前の景色、モモ、そして小川の思い出を胸に、スクルプチャンを翌朝発った。
またしてもよく覚えてないのだが、朝ごはんに蒸しパンのようなものをいただいた。
私が好きなチベタンブレッドではなく。
薄ら甘い、ふかふかの蒸かしたてのパンは美味しかった。
ロックダウン中、最終的に食生活が素朴になっていって、この時のことを思い出した。結局、あれこれ食べたいと思わなくなるし、素朴なもの十分になっていくものだ。
いや、自分の味には飽きているのだが……。

そしてスクルプチャンから、私が希望した花の村ダーへ向かう。
ダーの村は少し観光化されてしまったと聞いていたが


十分に村だった。

思った以上に小さく、小高い丘陵に家が並び、その間を細い曲がりくねった道が通っている。


そして、誰もいない…。
本当に誰もいないのだ。
家に誰かがいる気配もほとんどない。
え、みんなお出かけ?
しかも

花など咲いていない…


8月中旬じゃ遅かったかなー。

とその時、一人の老女が籠背負って現れた。



頭には花が!でも造花っぽい!
上甲さん曰く、近頃ダーの人たちは写真を取る際にかなりの高額(3000ルピーとか)請求するらしく、撮影には気をつけるように言われていた。
が、しかし。
彼女をそれほど撮る気もなく。

家の間を抜けて、丘を登っていくことに。
微妙だが、村全景…


石の階段を登りきったところにパーっと広がる丘。
そして村民らしき家族!

聞けば、この村の水事情もかなり過酷で、各家庭にはもちろん水道などなく、毎日ここまで水を汲みに来るのだそうだ。


この村入り口には一応ゲストハウスが2軒あるそうだ。
近くの、唯一と言ってもいいカフェで、
ダーの民族衣装着て写真撮りませんか?
と言われたが、この時にはもすっかり興味を失っており(笑)

花の民に会うことはできなかったし、花も見ることが叶わなかったが、やっぱり素朴な村で暮らしてる人々の生活には一瞬、心が惹きつけられる。
いや、私にはできないけど、絶対。
素朴な分、過酷だし。
でも毎日この緑が映える青空の下で、空気を吸って生きていけるのは、デリーで暮らす自分にはほんのちょっと羨ましいのである。


冬の暮らしは想像もできないけど…。