呪術廻戦の''愛と呪い''の物語。




 前置き




暑すぎて家にこもって生きてます。
みんなそんなもんですよね?(圧)


前回『呪術廻戦2期』を見て悶え荒れ狂ったんですが、
そのときの五条と夏油を見てると『呪術廻戦0』を見返したくなりまして。


切なくなるのはわかっていても、見たくなるんだよなあ。



ご挨拶はこれくらいにして、

いざ行かん。



⚠︎ネタバレしかないよ
(最新話までのも含む)




 劇場版 呪術廻戦0 感想 実況




五条が夏油の呪力の残穢、感じ取ってるのすごいな。
五条の唯一の後悔やからこそ、たった一人の親友やからこそ感じ取れるんやろな。


そんな夏油は、もう高専時代と表情が全然違う。

元はアニメ勢やったから、初めて1期見たとき既に中身メロンパンやったし、そのあとの映画やったから、ばり悪役すぎて、、
だから、懐玉・玉折を見て切なくなったもんな、こういう過去やったんかって。


そんな2人が久しぶりに再会する。敵同士として


再会した後それぞれの居場所で1人黄昏る2人。

『弱者生存。それがあるべき社会の姿さ』

『弱きを助け、強きを挫く』

『いいかい、悟。呪術は、非術師を守るためにある』

『それ正論?俺正論嫌いなんだよね』



『君は五条悟だから最強なのか、最強だから五条悟なのか』

『何が言いてぇんだよ』

『もし私が君になれるのなら、この馬鹿げた理想も地に足がつくと思わないか?』

『生き方は決めた。あとは、自分にできることを精一杯やるさ』


この過去回想、2人とも思い出してるんかな。
それとも五条だけが振り返ってるんやろか。

まだあの''戻れない青い春''がつっかえてるんやろな。

五条は、2人の道が完全に分たれたあの日あの雑踏の中で、夏油を殺せやんかった。

仕方ない、そんなすぐ割り切れるわけない。
割り切れやなあかんのやとしても、割り切れるわけない。
だって親友なんやから。



真希さんと乙骨が高専に待機中。

『真希さんは、どうして呪術師を続けるの?』

『私は性格わりいかんな!』

『呪いも見えねえやつが一級術師として出戻って、家の連中に吠え面かかせてやるんだ!』

『そんで、内から禅院家ぶっ潰してやる』


真希さんも好き、、ここで一気に惚れたような気もする。
アニメ1期の真希さん・釘崎コンビも好きやけど!
特に京都校とバチバチのときとか最高やった。

((あれ。1期も見たくなってきた、あかん。
ヒロアカも見たいのに、、時間がねえ、、、))

あ〜〜〜〜〜呪術師の女キャラ、みんな好き。
かっけえし強えし、いいやつらやけどいい子ぶってないし、スタイル良くて美人だし。



五条が、パンダと棘にクソ雑な簡潔に''夏油が高専にいる''ことを伝えて、

『勘が当たれば、最悪 憂太と真希、2人死ぬ』

『僕もあの異人を片付けたらすぐ行く』

『2人を守れ。悪いが死守だ』

って言った時、まだ学生やのに2人とも

おう!/しゃけ!

すげえんだよこの子ら。愛すべき。
私が守る。(何もできんパンピーが息巻いてらァ)



棘が、、いつもは人を呪わないようにおにぎりの具しか喋れへんこの子が、、、
『ゆうた、に、、げ、ろ、』はすごい。

人のために喋ったってのが、棘が優しいやつなんやってめっちゃ伝わる、、、し、
棘が喋るくらいヤバい状況ってことなんよな。



『来い!里香ァ!!!!』

きたよきたよ!
特級過呪怨霊・折本里香の完全顕現!!




『その人は僕の命の恩人だ。
蝶よりも花よりも、丁重に扱え』

『ごめんなさいごめんなさい、おこらないで』

『怒ってないよ』

『きらいにならないで』

『嫌いになんてならないよ』


『僕らの敵はあいつだよ』

『ゆうた、あいつ、きらい?』

『ああ、大嫌いだ』

『じゃあ、わたしもきらいィ』


乙骨が里香をちゃんと制御してるのはすごいんやけど、めっちゃ好意を利用してるように見えるのは、わしの気のせいか、、、、?
『怒ってないよ』て、ばりキレてたよな?(笑)

まあ、ちゃんと里香を制御・使役できてるってことやと思えば、いい、のか、、、、??



『人は食物連鎖の頂点に立ち、更に高位の存在を夢想し神と呼んだ』

『おかしいと思わないか?』

『夢想をせずとも我々呪術師がいるというのに』


『私が望むのは啓蒙ではない、選民だよ』

『数が多いというだけで、強者が弱者に虐げられることもある』

『そういう猿どもの厚顔ぶりが、吐き気を催すほど嫌いだと、私は言っているんだ』


この夏油のセリフさあ。
呪術師がどうこう、ってこと以外にも通ずるもんがあるよな。

生きてると理不尽なこともたくさんあるし、
それこそ弱いやつらが群れて、誰か1人をスケープゴートとしていじめるっていうのもある。
この例はズレてるかもやけど、でもなんかちょっとだけ、似通ってる。

まあね、弱いやつらなんて群れなきゃ生きていけないんだよ。
これは皮肉じゃなくて単なる事実でさ。

動物はそうやって生きてきた。生存本能。
人間も動物、元は猿やから、、仕方ないんよ。



これに対する乙骨のセリフいいな。

『わっかんないよ』

『高専以外の呪術師のことなんか知らないし、お前が正しいかどうかなんて、僕にはわかんない』

『でも僕が、みんなの友達でいるために』

『僕が、僕を生きてていいって思えるように』

『お前は、、殺さなきゃいけないんだ!』

『自己中心的だね、だが自己肯定か』

『生きていくうえで、これ以上大事なこともないだろう』


この、綺麗事で戦ってるわけじゃない乙骨がいい。
呪術廻戦のキャラの良さが出てる。

自己中でいい。
間違ったことだけはしてないし。

聖人君子じゃなくていいねん。
みんながどこか人間らしい欠点があるから好きなんよ。

自己中心的な心があるほうが人間らしくていい。
私はそっちの方が好き。
鬼滅の話になるけど、炭治郎が刀鍛冶の里編で、禰󠄀豆子か刀鍛冶のどちらを守るか迷って、
苦しみながら禰󠄀豆子を選びかけたときも私は炭治郎に共感した。

人間なんてそんなもんやし、そんなもんやからこそ人間なんよな。




『里香』

『なあに?』

『いつも守ってくれてありがとう』

『僕を好きになってくれてありがとう。最後に、もう一度力を貸して』

『あいつを止めたいんだ。
そのあとは、もう何もいらないから』

『僕の未来も心も体もぜんぶ里香にあげる』

『これからはほんとにずっと一緒だよ』

『愛してるよ里香。一緒にいこう』(キス)


『そうくるか、女たらしめ!』

『失礼だな--純愛だよ』


かっけー!!!

でも女たらし感も否めねえええ!!!




『遅かったじゃないか、悟』

『君で詰むとはな。私の家族たちは無事かい』

『揃いも揃って逃げ仰せたよ。
京都のほうも、お前の指示だろ』

『まあね。
君と違って、私は優しいんだ』

『あの二人を、私にやられる前提で送り込んだのは、乙骨の起爆剤として、』

『そこは信用した』

『お前のような主義の人間は、若い術師を理由もなく殺さないと』

『信用か』

『まだ私に、そんなものを残していたのか』


『これ(乙骨の学生証)、返しといてくれ』

『小学校もお前の仕業だったのか』

『まあね』

『呆れたやつだ』


『何か、言い残すことはあるか』

『誰が何と言おうと、猿どもは嫌いだ』

『でも、別に高専の連中まで憎かったわけじゃない』

『ただ、この世界では、私は心の底から笑えなかった』


『傑。---------------』


『は、、最後くらい、呪いの言葉を吐けよ』


任務としては『夏油』呼びやけど、
任務外では『傑』呼びなの、まだ親友って思ってるのが滲んでるなあ。

ほんまに、この信頼関係は、進む道が違えても揺るがんのやな。



、、、、寂しいな。

仲良かった、学生時代の友達が、道を外していく。
自分の敵になる。

''悲しい''じゃなくて、''寂しい''んよな。


ぜんぶ私の感覚の話やけど。


懐玉・玉折では、夏油が五条に置いていかれた。

でも結局、五条と家入が夏油に置いてけぼりにされたような感じもする。

これは決して、五条と家入が''悪い道に一緒に走りたかった''って意味じゃなくて、
1人先々転げ落ちていくんじゃなく、悩みがあるなら話してほしかったとか、一緒に悩みたかったとか、そういうこと。

大事な仲間、友達として、自分たちと敵対する側に行ってしまった人を惜しむような感情。


夏油を殺してきてから、切り替えたんやろな。

笑顔で『おめでとう!解呪達成だね!』って、
親友殺したあとで普通言われへんやろ。

でも、どっかでこうなること覚悟してたから、五条はしっかり立ってられるんかもな。
夏油と対峙するのは、自分やっていう予想をしてたというか、
親友の命やからこそ、自分が終わらせる以外考えてなかったというか。



里香が乙骨に取り憑いてたんじゃなく、乙骨が里香を成仏させないようにしてたってことが判明。

『全部僕のせいだ、ぜんぶ、僕の、、』

『憂太、ありがとう』

『時間もくれて、ずっとそばに置いてくれて』

『里香はこの6年が、生きてる時より幸せだったよ』


優しすぎる。愛やな。
ずっとそばにいたってことは、乙骨のために人を傷つけたり殺したりする場面を、嫌でも見てきたってことやのに。


『ばいばい、元気でね』

『あんまり早くこっちに来ちゃだめだよ』

『うん』

『またね!』

どんないい子やねん。
かわええ女の子やないか、乙骨、、、

お前も顔がええな、、(唐突)




『あ、学生証。先生が拾ってくれてたんだ』

『いや、僕じゃない。
僕の親友だよ、たった一人のね』


からのED「King Gnu/逆夢」イントロ!!
入りと盛り上がりが良い、、、

私は五条が夏油の最期に投げかけたセリフ
『お前は僕の、たった1人の親友だよ』やと思ってる。

だよね!?芥見センセー!
私の妄想じゃねえっすよね!?




 終わりに




この作品もほんま、神なんよな。
何もかもが良い。

乙骨が終盤かっこいいのもいいし、
夏油と五条の親友関係も尊い。


だからこそメロンパンが憎い。
お前は早く乙骨にぶん殴られろ。


ということで。
''呪術廻戦ブーム’’は落ち着きました。


次の標的はヒロアカの映画だな。

実はちゃんと見たことないんだよ、エヘ。
(評価も感想も見てない。予告もほぼ知らん)


では次回、
『ヒロアカ映画感想』でお会いしやしょう!