調布市のリトミックとピアノの教室
ORINAS Music Roomの永田衣里です。最近ピアノ教室のお問い合わせが増えています。
子どもにピアノを習わせたいと思っている方の中で、すでにピアノがお家にある方は、そんなに多くないと思います。
「ピアノを習うなら、習い始める1年以上前から自宅にピアノがあった方がいい。
それもキーボードや電子ピアノではなく、本物のピアノを用意すること。
ピアノがある環境が特別ではなくなるから。」
以前そんな話を聞きました。
その通りなんだけど、実際には難しいよなぁ…
住宅事情もあるし、長く続けられるかわからない中、高価な楽器を買い与えることに不安を感じることもあるだろうし。
だけど。
ゆくゆくは子どもにピアノを習わせたいなぁと少しでも思っている方は、おもちゃのピアノでいいので、早いうちから自由にたくさん遊ばせてあげてほしいなって思っています。
そして、もしもキーボードなどを買うのなら、ぜひ88鍵あるものを!
「大事なものだから」「遊ぶときだけ出せばいいから」なんてしまいこまずに、いつでも触れるところに置いてくださいね!
おっと、でもその前に、お母さまもお父さまも、お子さんにたくさん歌いかけてあげることが大事ですよ~
一番の先生はお母さま、お父さまの歌声です!
聞く→話す→読む→書く という順で自然に言葉を理解していくように、
聴く→歌う→読む→書く→弾く というのが自然な形で理想的。
小さなお子さんは特に、いきなり楽器に向かうのは遠回りだと感じています。
わたしがピアノだけでなくリトミックも教えているのは、そういうところにも理由があって、小さなお子さんではじめてピアノを習うという場合には、ピアノを弾かないレッスン期間を設けています。
「年少さんになったから、そろそろピアノを始めないと遅いですよね」
と心配なさっていた保護者の方がいらっしゃいましたが、リトミックで基礎的な音楽力を養って、小学生からピアノというスタイルは全然遅くないです!
(幼少期に音楽に繋がることを全く何もやっていない場合は、小学生からのスタートでは遅いということがあるかもしれません)
早いうちからピアノの難曲が弾けることよりも、音楽の聴き方、感じ方、楽しみ方、聴いた音楽を分析できる力が備わっているほうが大事だなと思っています!