さて、プロトタイプのパーツが五月雨式に次々と送られ始めました。
全て3Dプリンターで出力されたものです。
最上階はテスト販売の部分ですので、きちんとパーツ分けされていて、そのチェックも同時に行います。障壁画のステッカーもOK!
それ以外の下層部はパーツ分けはほとんどされておらず、一体出力された塊です。
上から順に送られてきて、そのチェックをしつつ、どんどん着色していきます。完成見本なので、いつものような質感を出した塗装ではなく、単色ベタ塗りです。
1回ですんなり組み上がらないため、修正に戻して再出力を繰り返しました。それは、パーツが若干収縮したり、データそのままで遊びが全く無かったりしたためです。
その一方で設計の元データにも改良を加えて貰います。縮尺が1/100になったため、屋根の内部も全て構造表現として出力可能になったのです。
上からだんだん着色を進めます。
中を覗いてみたところです。
せっかく1/100に解像度がアップしたのですから、無目敷居と板目も追加してもらいましょう。
エッチングパーツか間に合わない箇所は塗装で済ませます。
エッチングが付くと生まれ変わります。
最後まで調整が必要だったのが二重目。
やっと組上がる形で全ての部位が出力され、着色も終わりました!
プロトタイプ完成祝いで、いつもの海辺で外光撮影をしました。
この後、マガジンの仮編集のため、室内撮影をして、現物は東京のスタジオへ!本撮影に進みました。