金子先生ありがとうございました。→安田講堂 | 城郭模型製作工房

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

金子辰也先生がアーマーモデリングを卒業されます。

ご報告のメールを頂いた時、あまりに突然なことで慌ててしまいました。

どうしても直接お礼が言いたくて、会いに行きました。

「戦国ダイオラマ絵巻」の連載は、金子先生の肝いりで四年前くらいに始まりました。

誌面の構成はもちろん、タイトルを決めてくださったり、リードを書いて下さったり、一回一回の誌面は、金子先生の作品だったと思います。
(文字流し込み前のレイアウトが送られてくるのは毎回楽しみ)

私は2016年の秋から計7作品を掲載してもらいました。

「島さん、何かありませんか?」

金子先生からの電話は怖くもあり、楽しみでもあり。
しかもかなりギリギリにかかってくる(笑)

シビアな締切のある製作を通して、たくさんのことを学ばせてもらい、育ててもらったと思っています。

振り返ってみると全て作りおろし!7作品はどれも金子先生からの電話がなければ生まれなかった作品です。

昨夜は閉店まで思い出話、裏話、テクニックの話、作家性の話、これからの話…
こんなにお話しできたのは初めてだと思う。先生の代表作、あの飛び立つフラミンゴと飛行機のジオラマのことも今回お聞きできました。

金子先生は私の廃墟の姫路城、これに惚れ込んでくださったそうです。

私も薄々そうかなあ、と思っていたのです。
それで、お礼のプレゼントは…

ミニ姫路城幻想(手乗りサイズ)!卒業と新たな出発なので桜!を用意していました。

金子先生、ありがとうございました!
ますますのご活躍をお祈りいたします。


これから新しい編集部でどうなっていくのか??


一夜明けて
今日は安田講堂の現地調査。

私の場合「調査」というよりも、現地「体験」とか「体感」と言った方が正確かもしれない。

すぐれた建築物は、その建物にしか無い力を発していて、やっぱり実際に向かい合わないと製作が進みません。

もちろん資料写真も撮ってきましたよ!



明らかにカメラを向ける先が観光客が撮るアングルとは違うので、不審人物チックだったと思います。

帰りにプラ材を買い込んで。