彦根城天守模型 〜最上階屋根 と若き友人 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

今日は若き友人、樋田蓮くんが遊びに来てくれました。以前もご紹介しましたが、紙でお城の模型を作りながら、とくに小倉城について研究を進めておられます。
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今月のお城EXPOでは、23日の11時から、三浦正幸先生、小和田泰経先生とともに、「小倉城について」のセミナーに登壇されます!

樋田くんは10月からブログを開設されました。



今は安土城を制作中です。


さて、進めています彦根城天守、先が見えてきました!


まず最上階の棟木から大棟、鯱までを切り出します。
鯱まで一材なので、扱いやすい0.5mmプラ板を二枚貼り合わせて1mm厚にします。
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棟木を取り付けたところ。顔に見えて仕方がありませんでした(笑)
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プラ材が切れてしまったので、二重目の屋根を残して先に最上階の小屋組を作りました。
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その後、二重目の屋根が張り終わり…
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野地板を貼ります。屋根の本体は直線構造です。
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軒裏をつくり
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取り付けます。
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唐破風部分の軒裏を張りました。
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屋根の表面を切り出します。大棟の両端に向かって反り上がっているので、緩やかなカーブをつけます。
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屋根の表面をはりつけたところ。
大棟の両端を反らせています。この両端だけ野小屋のようになっているのですね。
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このように納まります。
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次に唐破風の部分ですが、ご覧の通り組み合わせラインは直線です。唐破風の屋根の本体は直線構造であることが分かります。
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同じように…
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彦根城のシルエットが出てきました。
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先は見えてきた!
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