皆様にとって素晴らしい年となりますことを。
そして模型を楽しめる平和な世の中でありますことを。
このブログの第1作も安土城でした。

同じ童友社のjoyjoyコレクションの安土城を使って、主郭部分から摠見寺まで入れてみました。
ついでに本丸の殿舎も懸け造りにしてみました。
CGの画像は城の構造をみせるために樹木がほとんど無かったり、恐ろしく樹高が低かったりするので、石垣の山のイメージがありますが、私は小さい頃に訪ねた、樹々に埋もれた現在の安土城の印象が強く、大げさに植栽して緑に囲まれた姿にしてみました。
一番好きな五重塔と聞かれたら間違いなく醍醐寺の五重塔です。京都で一番古い建物で、全国の五重塔の中でも傑出した建築美を誇っています。
ご覧のように全体をデフォルメしたものとなっています。初春らしく桜の景色で。
醍醐寺と言えば醍醐の花見。秀吉が死の半年ほど前に行った歴史に残る花見です。醍醐寺はその際に整備され、崩れかけていた五重塔は修復され、金堂は紀州の寺から移されました。醍醐寺最大の塔頭、三宝院は聚楽第を再現したともいわれ、その庭園は秀吉自ら設計しました。吉野をここに移せとの命令で700本の桜が植えられたといいます。
醍醐の花見で秀吉が詠んだ歌が
あらためて名をかえてみむ深雪山
うづもる花もあらはれにけり
淀殿の返しは
あひおひの松も桜も八千代へむ
きみがみゆきのけふをはじめに
だったと記憶しています。小さい頃に録画して何度もみたNHKの「国宝への旅」のより。
秀吉が花見をしなければ、京都最古の建物も残らなかったでしょう。