6/5(土)LakeBlue第3戦の前日プラ 10:00頃
福ちゃん岩盤付近で田中様を見かけたダメ会長は田中様と同じ日に同じ湖に浮き、同じ空気を吸えているだけで幸福の極みだったのですが、勇気を出して田中様に声を掛けてみました
「田中様、いかがですか?」
すると田中様はサイトで魚が反応するハードルアーは見つけたがどうもフッキングが上手くいかない
別なフックに変えるか迷っている・・・とのことでした
田中様の力になりたいダメ会長はすかさず
「フック持ってますよ」
と交換用に持参したフックの無償提供を提案しましたが、謙虚な田中様は申し訳ないので譲ってもらう訳にはいかない
・・・とかたくなに拒否していました
ところが拒否していたはずの田中様は、ダメ会長との会話の中でとても自然に、そしていつの間にかダメ会長のフックケースからフックを持っていったのでした
きっと田中様にサイトで釣られているバスたちもそうなのでしょう
”気が付いたら釣られていた”
50年以上人間をやっているダメ会長でも引っかかってしまうこのさりげなさ
バスなどイチコロなのでしょう
田中様と会話ができた満足感と田中様がメインにするであろう上流域を荒らしてはいけないという想いから下流域に下ったダメ会長に更なる幸運が訪れたのは15:00過ぎでした
のむらボートさんのやや上流あたりでプラクティス中のダメ会長に声を掛けてきたのは田中様
1日に2回も田中様と会話ができる
そんな満足感に包まれているダメ会長に田中様は
「さっきはフックをありがとう。さっき貰ったフックも悪くないんだけど、どうもスッポ抜けが多いから別なフックを買いにこれから木更津のキャスティングに行く」
という
それでは田中様の大事なプラの時間が無くなってしまう
そう思ったダメ会長は更なるフックの無償提供を提案
すると田中様は
「そんなに甘えられないし流石に申し訳なさ過ぎる」
と言いながらなぜかエレキを踏んで近寄ってくる
拒絶しているのに手が届く距離まで近寄ってくる
言葉と行動が伴わない、どう考えても不自然な行為を極自然に行う田中様、尊敬します
そしてここで疑問が・・・
出船したつばきもとボートさんよりも下流域にいたダメ会長の所に来てキャスティングに行くと言ったのはなぜだろう
本気でキャスティングに行くつもりならつばきもとボートさんで下船するはずなのに、わざわざつばきもとボートさんを超えてまでダメ会長を探しに来たその理由はなんだろう
そしてソーシャルディスタンス的にはNGな距離まで近寄ってきた田中様は「流石に貰えないよ~」と言いながらダメ会長のフックケースを凝視
「気にせず使ってください」
とフックケースを持つ手を伸ばしたダメ会長の手から「それは出来ないよ」と言いながら極自然にフックケースを受け取り、「本当に申し訳ないからこれ売ってください」と言いつつ、好みのフックを何事もなかったかのように持っていきました
しかも3本も
そして田中様はそのフックを使い1,640gというビッグフィッシュをキャッチして翌日は2位に入賞されたのでした
ちなみにLakeBlue第3戦から約2週間経った今もフック代は支払われていません
でも良いんです
田中様のお役に立てたのならダメ会長はそれだけで幸せです
田中様のお話~終わり