<第3位 小池達 1,075g/2本>

この男、なぜか緑色の洋服ばかりを着る

がちゃぴんと呼ばれるのがよほど嬉しいのだろう


この日がちゃぴんはスタート後長崎~ほうしょう方面を攻めるも反応なし

するとガヤ王の奇声で釣れていることがわかった岩の上島にすかさず移動


その頃、岩の上島ではO野とダメ会長が適度な距離感を保ったままお互いの邪魔にならないように紳士的に釣りをしていた

ダメ会長が魚を取り込みライブウェルをセットしているタイミングでこの男は岩の上島へ

風に流されダメ会長が1本目をキャッチした場所から若干離れた場所に浮いていると・・・
『その辺りやっていいですか?』
と言いながらダメ会長が1本目をキャッチしたそのまんまの場所に陣取りすかさずキャスト


そしてその1キャスト目であっさりと1本目の魚をキャッチ

あんぐりしているダメ会長を横目にその数分後には2本目をキャッチし早々にリミットメイク

素晴らしい早業だった


この男は基本的に岸際を打つ釣りはせずオープンウォーターの釣りを好むため必然的に船団で釣りをすることが多く、船団に慣れている

そのため船団の釣りに慣れていないダメ会長よりも船同士の距離感が近く、他のボートの近くにも入るが他のボートが近くに入ってくることも嫌がらない


『入って良いですか?』
と聞かれたし普段のこの男の行動もしっているため文句は言えない

いや、言ったら負けだ

文句なんか言ったらダメ会長が格好悪すぎる


でも、でも、でも
ダメ会長が釣っていたポイントでサクサクッとリミットを揃えダメ会長よりも上位に入賞し、リミットが揃ってからはタックルボックスやライブウェルをバッタンバッタン開けたり閉めたりしながら周りの人たちに大声で上機嫌にキャッチした状況を説明しつつ最終的には
『会長、エア抜きしてもらっても良いですかぁ』
ハイハイやりますよ、エア抜き

2本ともやりゃ良いんでしょ、やりゃ

ダメ会長の負けである

おまけに表彰式でこの男はこうおっしゃった
『1本目はバイトがわからなかったから今日は1バイト2フィッシュです』
ただの負けではない

コールド負けである
