ある夏の日
ダメ会長と強者さんはいもおばさんの本拠地でもある某河川に浮いていた
その日の某河川はam8:00には30℃を超えるクラクラしそうな暑さで
ローライトの時間帯にクランクベイト等のファストムービング系の釣りで数本ずつ釣れたあとはパッタリとバイトが止まるいわゆる真夏の状態だった
それでもスローな釣りが苦手なダメ会長は
流れが当たるアウトサイドベンドでディープクランクを巻いたり
水深のあるテトラポッドにテキサスリグを打ったりと
自分の好きな釣り方でポロポロと拾い釣りをしていたが
魚からの反応は遠く
夕方の時合までは厳しそうだな
などと考えていた
日が昇って間もなくはダメ会長同様にクランクを巻いていた強者さん
バイトが遠いその展開に嫌気がさしたのか
イモグラブにネイルシンカーを入れたリグを大遠投-------
そして、ナチュラルドリフトさせながらただひたすらに放置プレイ
上流側にキャストしたイモグラブが下流側に流れ着く前に何かに掛かって動きが止まる
ん
「あっ根がかりか」
と独り言を言って根がかりを外し再び放置プレイ
数分後・・・
またもやイモグラブが下流への動きを止めた
ん
ん
半信半疑の顔のままリーリングスピードをあげた強者のロッドの先には
ピチャピチャピチャ
と10cmにも満たない可愛いコバス君が
「小さ過ぎでしょ」
とダメ会長に突っ込まれても笑顔でごまかし
Going my way
そして再びイモグラブをキャスト
ピチャピチャ
ピチャピチャ
と10cm未満のコバス君たちへ虐待を続けたあげく
『 自分がどんどんダメ夫になっていくのはわかっているんです
でも、今が楽しければそれで良いや 』
と言って強者さんは笑顔でコバス君たちを釣り続けたとさ
強者さんって誰かって
ん~誰だろう