1日あいだがあきましたがテレビのドラマも基本的には1週間あきますのでお許しを
まぁ、アクセス数の少ない土日にってのが本音なんですが
それではダメ会長的トーナメント当日 Part.2スタート
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1バイトが貴重
バイトがあったら絶対にそのチャンスは逃さない
そう自分に言い聞かせながら日常の仕事以上に集中し 1キャストも無駄にしないように丁寧に丁寧にキャストを繰り返しながら猪の川上流へ
ゴミ止めの竹には浮きゴミが大量に止められていて、その少し下流には ”いかにも” という崩落
ここはなにより水が良い
ちょうど昨日2本釣ったエリアと同じぐらいの水色だ
ここしかない(はずだ)
なるべく距離をとり、極力エレキを踏まないようにして崩落へスピナベをキャスト→異常無し
テキサスリグを崩落の枝1本1本をなぞるようにナメクジのイメージでスローにズル引き→異常無し
それなら攻め方を変えれば良いのかとナチュラルドリフトで昨日魚をキャッチしたマッドマンクローワームを崩落の上にドリフト→異常無し
崩落は多くのアングラーに朝から攻め続けられているため、周辺の小規模な沈み物へ魚が回避しているのかとその周辺へヘビキャロ→異常無し
崩落や近場の沈み物にはダメ会長のルアーに口を使う魚がいない
すぐ近くにはぽっちゃり君&喜多方兄&松丸氏&宗像氏とメンバーが多数
水深の浅いこの場所でこれだけボートが浮いてればプレッシャーは相当高いはずだ
他に魚が逃げ込める場所は・・・・・
あった
ゴミ下だ
ゴミ止め上流の大量のゴミ下に魚はいるはずだ
あのゴミを上流や下流に通過しながらキャストをしていく人が多いが、ほとんどの人がテキサスリグかラバージグを撃っていく
ルアーを沈めてもバスが口を使うなら誰かは釣れてるはずだが、ダメ会長がここに来てからはまだ誰も釣ってない
ってことは、昨日も水面でしか反応が無かったし沈めちゃダメなんだ
よし、ゴミの上を釣ろう
仮定の上に仮定を重ねて次に狙う場所と釣り方は決まった
上流や下流へ通過する人がいなくなり水面が落ち着いたタイミングを見計らってから、魚探を切り、エレキを極力踏まずにゴミ止めの竹へと近づく
そして、硬めのスピニングロッドにPEラインをセットしたマッドマンクローワームをゴミの先へキャストしゆっくりゆっくりバスが口を使うタイミングを作りながらリトリーブ
・・・しても、そんなすぐに反応があるはずもなく、右から左まで一通り通しても何も起こらない
ゴミの上=魚からルアーは見えてない=(沈ませなければ)ルアーは何でも良いだろう
ルアーで迷う必要はない
ルアーはこのままでスピードを変えてみよう
ルアーを回収するぐらいのかなり早いスピードでコースを変えながら何度も何度もリトリーブ
<ジョボッ>
うわっ出た
しかも何10センチもうしろで出たし
せっかく出たのに乗らないかぁ
どうすれば乗る?
早いスピードでリトリーブしてきてゴミが薄い所で1点シェイクさせてみよう
ん-----これじゃダメか
と思ってルアーを回収した瞬間に
<ジュボッ>
あ”-----っ
”早めのリトリーブのあとゴミの薄い所で1点シェイク”
これは間違ってない
キャスト&キャスト&キャスト
これだけキャストすればゴミ下にいるバス達はゴミの上を何度も通り過ぎる”何か”が気になり活性も上がった(はずだ)
フッキングした後に一気に魚を引き抜けるようにラバージグの付いたヘビーアクションのロッドにそ~っと持ち替えてゴミ上でシェイク
<ジュボッ>
ビックリする間もないうちに取り込んだ魚は1,200~1,300g
やっべぇ釣れちゃった
ポイントが落ち着くまで周辺を攻めたあと再びゴミ止めへ
あと1本同じサイズが釣れれば予定のウェイトになる
キャスト&キャスト&キャストの後、先程と同様にゴミの薄い場所で1点シェイクをしようとルアーをゴミへ落とした瞬間に
<ジュボッ>
暴れまくるバスをゴミの下に潜られないように強引に引き寄せてゴミ止めの竹をジャーンプ・・・させたらボートの真横でポロッ
さっきキャッチした魚と同じぐらいのサイズ
ぐぇ~
やっちまった-----
バラした瞬間を見ていたぽっちゃり君と喜多方兄はこの哀れな男を慈悲深い目で見つめていた
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いきなりですがここで皆さんへ質問です
大事な魚をバラした時の事って、なぜに交通事故の時と同じでスローモーションやコマ送りで脳裏に焼き付けられてしまうのでしょう
ダメ会長の頭の中では、目をつぶりあの時の事を思い出すと今でもブルーレイなみの鮮明さでその時の映像が無料リピートで放送されています
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さぁ、これからどうする
千載一遇のチャンスを逃したダメ会長は若干の脱力感に見舞われながら気合を振り絞り次の展開を考えるのであった
---Part.3へ続く---