合理的配慮をお願いしたいけど | 東京タワーといっしょ!

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結婚10年目にようやく恵まれた息子は、333gのミニミニくんでした。仕事と育児と家事にてんてこ舞いの母が、あれこれと書き綴ります。


来月末に学校と面談があるのですが、合理的配慮の上手なお願いの仕方について悩んでいます。

息子は幸運なことに一年生から三年生まで、同じ先生が担任でした。
おそらく二年生に上がる際には、環境の変化に弱い、不安が強い、勉強ができない、とないない尽くしの状態を考慮してくださって。そして今年度はコロナの休校に伴って全校で担任が持ち上がりとなりました。
でも、さすがに四年生は別の方が担任になるでしょう。

これまでは先生の個人的な好意、熱意による配慮を受けて過ごしてきました。
しかし、この先も学年が上がり担任が変わっても継続した支援が受けられるように、今のうちに学校ときちんと共通認識を得る必要があります。

ここで一つ、迷っていること。
以前、担任の先生を通して「将来的なタブレットの持ち込み(読み書きが難しいので、デジタル教科書や板書に使いたい)」など、幾つか配慮をお願いした際に、学校側から前例がない、周りと不公平になると断られました。
私立は、合理的配慮は努力義務だから仕方がないと思っていたのですが、実は、東京都では平成30年に
「東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」
が施行されていたことを教わりました。

東京都のリーフレットには、
「障害者差別解消法において、民間業者の「合理的配慮の提供」は努力義務ですが、都条例では、差別解消の取組を一層進めるため、義務としました」
とあります。
つまり私立の学校でも、合理的な配慮の提供を行わなくてはなりません。
求めてよい配慮は、
「均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」
ですが、周りと不公平になる、前例がないはそこには含まれないそうです。

さて、この事をどのように伝えるかが問題です。
いきなりリーフレットを示して、法的義務に反してますよ! とではケンカを売るも同然なので、学校に入れてくれた感謝を伝えて、お互い気持ちよく前向きな話し合いをしたい。そして息子にプラスになる結果を得たい。
そのために適したアプローチとは?

昨年末から3カ所で受けた検査結果をもとに、それぞれの先生から学校へ向けたアドバイスを書面でいただきました。
それらを基に、息子に試したい支援例をこちらから幾つか提示して、学校の負担にならない範囲でしていただける支援は何なのかを具体的にリストアップし、個別の教育指導計画の作成をお願いします。
そこであまりにも反応が悪いようなら、初めて東京都や中教審の合理的配慮についての資料を示して、義務だと聞きましたがと話してみる?

あーもう、難しいったらない!