ゲーム依存症になりかけてる | 東京タワーといっしょ!

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結婚10年目にようやく恵まれた息子は、333gのミニミニくんでした。仕事と育児と家事にてんてこ舞いの母が、あれこれと書き綴ります。

今年一月、クラスの友達と同じゲームをしたい、どうせ分からないだろうって仲間外れにされると泣きつく息子についほだされて、ニンテンドースイッチ買ってしまった我が家。
その後の休校時には、暇つぶしに大いに役立ってくれたのですが、今の正直な感想は、こんなもの買わなきゃよかった!
ゲームがやめられません。

時間制限をかけて自動で切れるようにしているけれど、
「お母さん、あと十五分だけ。これで最後にするからお願い! 今いいところなのに切れた! データが壊れたらお母さんのせいだ、お母さんが悪い! いいから伸ばせよー!」
大荒れです。

そしてスイッチが延長できないとなると、今度は勝手にタブレットを持ち出して、YOUTUBEを見たり、オンラインゲームをしたり。はたまた私のスマホを持ってきて、「お母さんポケモンGO見せてよ」。
もうもうもうゲーム依存症まっしぐら。
こうした物は刺激も強いせいか、言葉遣いもかなり荒々しくなりました。

「いいかげんにしろ! お母さんに怒鳴られないとやめられないのか」
私も天井知らずにヒーットアップしてしまい、肉弾戦を繰り広げることも。
まだ3歳児並の体重だから余裕で勝ちますけどね。時々全力で投げ飛ばしてしまい、泣かせてしまってます。

何よりゾッとするのはゲームをやめさせると、「ひまだ、何もすることがない」と言うこと。
本読んだり絵を書いたり、工作して過ごしていた時の創造性、静かな時間を楽しむことができなくなってきています。
親の私達だって、息子が生まれる前は夜な夜なオンラインゲームに熱中していた(夫は今も)のだから、本当は息子にどうこう言える立場ではないです。
けれど、未完成な子供の脳にはゲームにここまでのめり込むのは悪影響。
そこで、
「あなたはゲーム依存症という脳が壊れる病気になりかけている。
これが酷くなるとイライラが止まらなくなって、どこでも暴れたりするようになってしまって、最後は警察の牢屋か、病院の何もない部屋に閉じ込められることになるよ」
と話してお約束をしました。

1:スイッチは1日1時間、延長はなし。

2:帰宅後に家でタブレットでオンラインゲームをしたり、YOUTUBUを見るのはなし。

3:おじいちゃん家で登校前にYOUTUBUを見るのはOK でも、放課後に見るのはなし。

コロナでずっと時差通学が続いているため、朝、夫が車で私の実家に連れて行き、そこから車で学校まで送ってもらっています。
実家は一年前にケーブルテレビの契約をしたら、テレビでYOUTUBUが見れるようになり、以来、息子や姪っ子たちにとっては天国のような所。

これを今週の月曜日から金曜日まで守れたら、その後のルールを決めた上で、息子が熱望していたポケモンソードの拡張ソフトをダウンロードしてあげる。

何カ月も欲しいほしいと言い続けていたゲームが手に入るとあって、息子は喜び勇んで「守る!」と。
まぁ無理だろうけど、自分の意志で欲望をコントロールすることを少しは経験して欲しかったのです。

ところが予想に反して息子はがんばり、木曜日の朝まではちゃんと約束を守ることができました。
「僕、約束守って偉い? 金曜日にダウンロードしてくれるんだよね?」
「えらい、すごくえらいよ。ちゃんと守れる子は良い子ポイントいっぱいつくよ」
ほめちぎりです。

でも昨晩……「書類を書くのに時間がかかるから、息子とお風呂に入っておいて」と夫に言って二階に1時間ほどいた間に、タブレットでYOUTUBUを見てしまいました。
一階に下りて目にしたのは、爆睡してる夫とタブレットを慌てて閉じた息子。
息子はYOUTUBU見たさに、疲れて寝てしまったお父さんを起こさずに、私を呼ぶこともせずにタブレットを持ち出していたのです。

その時は、もう時間も遅かったので、「約束守れなかったね」とだけ言って、お風呂に入れて寝かせました。

そして今朝、しれっと
「お母さん、今日ダウンロードしてくれるんだよね」
と言う息子に、約束を守れなかったのだから、できないと伝えました。
息子を放置した夫と私にも非はあるけれど、ここで許してしまうと約束をやぶっても大丈夫だと勘違いさせてしまうので、「ひどい、嘘つき」と息子が癇癪を起して泣いても暴れても叫んでも、「約束をやぶったらからできない」とだけ言い、放っておきました。

私は遠距離通勤なので夫と息子より早く、6時半には家を出ます。
ふてくされてる息子に、「行ってきます」と声をかけると、
「お母さん、ぼく約束やぶっちゃったから、一日伸ばして土曜日まで我慢するのはどう?」
おおーーっ! 息子がランクアップした!
「ちゃんと自分でどうしたらいいのか考えて提案できたね。すごくえらいよ! ちゃんと守れたら土曜日の夜にダウンロードしてあげる」
ここぞとばかりに褒めまくりました。

結局はソフトを買ってあげるのだから、甘すぎる?
でも、癇癪を起すだけでなくて、自分で切り替えて提案できたことは進歩なので、今回はこれで良しとします。
あとは明日の夜まで息子が我慢できることを祈るばかり。でないと、血で血を洗うことになりそうです。