次ぎの日の同じ時間から少し遅れて、アンが迎えに来てくれました。


マレーシア人は時間にルーズですが、アンは日本人相手の仕事なので、なるべく時間を守るように心掛けている


ようでした。


今日も家探しです。


さらに4件の部屋を紹介してくれました。


昨日よりも少しはいい部屋がありましたが、やはり住みたいとは思えませんでした。


ひどい部屋が一つありました。


部屋はとても広くて、リビングが20畳くらい、メゾネットタイプになっていて、他に部屋が1階には


2つ、2階にも2つあり、広さは充分でしたが、キッチンがとても汚れていました。


そして、ベランダはハトの糞だらけ!


ベランダの隅には、コウモリの巣までありました。


マレーシアにはコウモリがいるのですよ。


知り合いの家にもコウモリが住み着いてしまい、部屋に入ってきて、大変だったそうです。


私は、また疲れてきて「もう、マレーシアでは、住みたいと思える家を探すのは無理なのかな?


妥協するしかないのかしら・・・・?」勇太に愚痴ってしまいました。


最後の一件に望みをかけ、(半分は諦め気分で)そのコンドミニアムへ向かいました。


そこは28階建てで、プールやジムがついていて、外観は素敵なコンドミニアムでした。


1フロアに4件あり、私たちが見る部屋は角の大きめの部屋でした。


アンが玄関の鉄格子を開けて(マレーシアの家の玄関は防犯の為、鉄格子とドアの二重になっています)


玄関の大きな白いドアを開けてくれました。


その部屋は、今まで見た部屋とは段違いでした。


白いタイルの清潔そうな床・・・リビング・ダイニングは30畳くらいあり、キッチンのタイルはモノトーンで


白を基調にした素敵なデザイン・・・部屋は他に3つあり、シャワールームは2つありました。


リビングは一面が大きな窓になっていて、日当たりもよく明るくて、窓からは海が見渡せました。


今まで見てきた部屋はなんだったのでしょう?


初めから、この部屋を見せてくれたらよかったのに。


「この部屋に決めます!」私はアンに言いました。


「やっと気に入った部屋が見つかって、良かったです。」


アンもほっとした様子でした。


その夜、ホテルから歩いていける繁華街へ出て、家族三人で夕食を食べることにしました。


大きな通りを歩いていると、道の先の方に、なにやら黒い物体がありました。


「あれ、なんだろうね?」


近づいてみて、びっくり!!私は「ギャッ!!!」と声を上げてしまいました。


なんと、大トカゲの死体でした!!


しっぽを入れると、体長1メートルはありました。


こんな繁華街の歩道に、大トカゲの死体・・・・。ショックでした・・・。


マレーシアって、こんな国なのね・・・。


私は一抹の不安を感じながらも、気を取り直して、中華料理のお店へ行き、家族で美味しい中華を


味わいました。