怪我をして自宅で絶対安静の療養生活をしている私に
知り合いから相談がありました。
怪我のことは知っているのに、おかまいなしです。
最高裁で申し立てをしている裁判について、調べてほしいというのです
そして、その調べたことをまとめて教えてほしいというのです。
私が調べたことをその知り合いの方の上層部に話をして
またそれから上の機関に情報として伝えるというのです。
ちょっと待って。
それって無料?
怪我して療養している私にやれとおっしゃる?
うそでしょ!自分で調べればいいじゃない。
忙しい?そりゃ私は時間があるけど・・・・
結構古い関係の知り合いなので、仕方なくお引き受け致しました。
入院して手術をしなきゃいけないっていうのに・・・
知り合いは、私が調べた情報を、
いかにも自分が調べた情報のように上層部に伝えて、
褒められていい気になるんだろうな~。
怪我してるのに、どこまでも私は利用されるんですね。(;。;)
感謝しろ~いっ! 馬鹿野郎~~~。金払え~~~
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前略、 鼻岡実太 様 <最高裁民事事件上告について>
上告とは、民事裁判において、基本的に、控訴審(第二審)の終局判決に対する
最高裁への不服申立てのことです。
上告理由は、基本的に、以下の場合(民事訴訟法)に認められます。
①判決に憲法の解釈の誤りなどの憲法違反がある場合。
②法律に従って判決裁判所を構成しなかったこと
③法律により判決に関与することができない裁判官が判決に関与したこと。
④日本の裁判所の管轄権の専属に関する規定に違反したこと。
⑤専属管轄に関する規定に違反したこと。
⑥法定代理権、訴訟代理権、代理人が訴訟行為をするのに必要な授権を欠いたこと。
⑦口頭弁論の公開の規定に違反したこと。
⑧判決に理由を付せず、理由に食い違いがあること。
であるからにして、 控訴審判決が間違っているということだけでは、
上告はできないことになっています。
高裁で棄却された夫婦げんか、内輪もめ、とある組織内の内紛などを上告しても、
ほとんどの場合は理由を満たしていないと最高裁に判断され、
上告は棄却されて控訴審の判決が確定します。
ちなみに、今日の段階で最高裁判所開廷期日情報によると、
1審が平成27年2審が令和2年などの民事裁判、主に行政関係が行なわれているようです。
<詳しくは最高裁ホームページへ>
現在の開廷が平成27、28年の事件ですから、
最近の事件は、まだまだ審理に時間(数年)がかかると見込ます。
なぜ、上告したのにまだ審理が行なわれないかというと、
審理の前に棄却の可能性が大。もしくは審理するまでもなく、
明らかに「アホらしい」と未だ書類さえ読んでいただけていない・・。と、私感です。
以上、質問にざっと回答させていただきました。
関係組織の方はもしかしたら・・あの事件?と
ピン~!と閃いたのではないかと思います。
ちなみに、最高裁で動き(開廷期日、棄却等)があれば、
1審に先ず連絡がいき、次に2審高裁へ連絡があるそうです。(確認済)
時間とお金を使った意地の張り合いに、
身の程知らずな弁護士が止めときゃいいのに
最高裁に上告しちゃった事件を
傍聴することも叶わず棄却消滅と推測しま~す。
上告申立を行なった側等に例え上級国民がいたとしても、
最高裁判決がそれを理由として審理を行なわなかったり、
開廷しないなどの事はありません。
なぜならば
「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」
と定められているからです。
これを知らない人が<事件に高貴なお方が関係しているから
最高裁も判決が出来ないのではないか>の噂を
信じる人もいると思いますが、まさしくそれこそが
違憲、憲法違反になるのです。
もしもその噂を本気で信じるような人がいたら、
NHKの「寅と翼」の視聴をお薦めくださいませ。
かしこ