国際ラエリアン・ムーブメントからのプレスリリース
2011年11月24日(木)

女性への暴力撤廃の国際デー・女性器切除との闘い
 
11月25日金曜日に世界中の人々が国連事務総長潘基文(バン・キムン)の
「女性に対する暴力を終わらせるUNiTEキャンペーン」を支持します。
毎年300万人の少女達が女性器切除(FGM)として知られるひどい部族的
慣習によって性器を切除されています。

FGMに反対するために設立された国際的慈善団体クリトレイドは、
2007年からこの重要な日を支持してきました。今年、
ボランティアの人々が11月25日を中心に世界中で、FGMに反対し、
犠牲者が女性器を再生する手術を受ける
可能性について広めるためのイベントを開催します。
 
『身体権』について世界人権宣言の第一条に書かれてあるべきです」と
クリトレイド代表ブリジット・ボワセリエ博士は言います。
「全ての人が自由で平等に生まれたならば、不可分の『身体権』
を何よりも持つ必要があります。
それはつまり、自分の体の完全性、尊厳、自主性は本人の意思に反して
犯されるべきではないということです。
罪のない少女達にFGMを行うことは、全ての人権に
完全に反していることは明らかです」
 
昔ながらの助産師や母親、親戚の女性が、幼少から十代半ばの少女達
に対してこの残忍な切除を行います。これは数千年も前のファラオ
の時代のエジプトにまでさかのぼる古代の迷信のために行われています。
それはほとんどの国で違法とされ、全ての主要宗教によって
反対されているにもかかわらず、いまだに
続けられています。実際、世界保健機関(WHO)の報告によると、
世界で1億から1億4千万人の女性や少女達がFGMの結果を背負って
生きています。そのうちのおよそ9200万人がアフリカに
住んでいますが、近年の移民の増加によりこの
行為は現在欧米にも広まってきています。
 
クリトレイドは、2006年ラエリアン・ムーブメントの精神的
指導者ラエルによって設立された国際的慈善団体で、
FGMに反対の声を上げているだけではなく、
より実際的な方法でこの慣習を絶とうとしています。
それは、女性達が性器の切除部分を修復し、肉体的快楽を復活させ、
出産の際に合併症を起こす可能性を低める安価な手術を受ける
選択肢を与えることです(それぞれできる限りの範囲で)。
 
ボワセリエはさらに続けて言います。
「ハンガリー人系のフランスの外科医であるピエール・フォルデ医師
が25年前に、一般に切除女性器の再生として知られるこの手術法を
開発しました。フォルデ医師はその後アメリカの外科医
マーシー・バウアーズ医師にその手術法を教え、この二人によって
さらに何人かの医師たちが訓練を受けています。
この素晴らしい外科医たちが、科学のおかげで、
協力してFGMの犠牲者達がその尊厳と快楽を回復させる助けを行う
事ができます」
 
2007年から、クリトレイドはアフリカ各地からやってきた
28人の女性の手術に資金を提供してきました。彼女達の多くは現在、
オーストラリア、オーストリア、カナダ、日本、イギリス、
アメリカ、スイスなどの先進国に住んでいます。
アメリカでは更に24人が順番待ち状態ですが、手術を望む
300人以上がいまだに西アフリカに住んでおり、彼女達にとって
その費用が障害となっています。 
 
医師たちが自分達の時間を自発的に提供しても、標準的な
性器再生手術はアメリカで1700ドル、その他の欧州の国でも
同様の費用がかかります。クリトレイドはこの難問への答えとして、
西アフリカの中央にある国ブルキナファソのボボ・ディウラッソ
市に、性器再生手術専門の小さな病院を建設するために
270,230米ドルを集めました。「女性の家」を意味する
コムカッソ病院の完成は間近で、募金が集まり続ければ、
2012年には開院できる見込みです。 
 
現在、ブルキナファソでは、手術費用は500米ドルかかり、
その額は西アフリカのほとんどの人にとって支払うことのできない
額ですが、コムカソ病院では手術を無料又は最小コストで
提供したいと考えています。しかし、病院の完成と実際の
手術費用は、世界中の献金者たちの寛大さ次第で決まるでしょう。
クリトレイドの代表ブリジット・ボワセリエは次のように説明します。
 
「10ドルでも100ドルでも、寄付金の額は問題ではありません。
重要なのは、自分の資力でこれらの女性を助け、
この野蛮な慣習を終わらせ、ひどい目に合わされた
女性達が本来自分達の物として持っていた快楽を体験できるように
しようと決意することなのです」 
 
クリトレイドは、11月25日金曜日とその数日前から、
世界中で、FGM、強姦、妻虐待、その他女性に対するあらゆる
暴力に反対するイベントを開催します。
 
寄付はこちらから:http://clitoraid.org/donate
現金でも、必要と思われる備品などでも歓迎します。

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より詳しい情報はこちらから:
<http://www.un.org/en/events/endviolenceday/index.shtml >
<https://www.facebook.com/clitoraid >
<http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs241/en/index.html >
<http://en.wikipedia.org/wiki/Pierre_Fold%C3%A8s >
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