夢には未来の夢と夜に見る夢がある。
今日は夜の夢の話。
母は若い頃からよく夜中に「おっかしゃーーん、
おっかしゃーーん」と叫んでいた。隣の父から拳骨をもらっていた。
高齢になっても止まなかった。2~3年前のある日、
初めて聞いてみた。
「夜『おっかしゃ~~ん』とよく叫んでるけど何の夢なの?」
そうすると、戦時中空襲の時におっかしゃん防空壕に早く入らんの、
と言ってる夢だそうだ。戦時中のことは毎日のように話していた。
男性が居なくて女性と子共だけだったから、大変だったらしい。
それで合点がいった。「御苦労さまでした。たいへんだったね。」と言った。
それから不思議にその声はきこえなくなった。
母の潜在意識の中にいつまでもその時のことが生々しく残って
いたのだろう。聴いてみて良かったと思った。
夢は脳のバランスをとるのだそうだ。