夢には未来の夢と夜に見る夢がある。

今日は夜の夢の話。

母は若い頃からよく夜中に「おっかしゃーーん、

おっかしゃーーん」と叫んでいた。隣の父から拳骨をもらっていた。

高齢になっても止まなかった。23年前のある日、

初めて聞いてみた。

「夜『おっかしゃ~~ん』とよく叫んでるけど何の夢なの?」

そうすると、戦時中空襲の時におっかしゃん防空壕に早く入らんの、

と言ってる夢だそうだ。戦時中のことは毎日のように話していた。

男性が居なくて女性と子共だけだったから、大変だったらしい。

それで合点がいった。「御苦労さまでした。たいへんだったね。」と言った。

それから不思議にその声はきこえなくなった。

母の潜在意識の中にいつまでもその時のことが生々しく残って

いたのだろう。聴いてみて良かったと思った。

夢は脳のバランスをとるのだそうだ。