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前田浩明のラボ (別室)

オリジン生化学研究所 所長
ただいまコーヒーブレイク中

 

 

 

亜熱帯から熱帯の

海水と淡水の混ざりあう気水域に群生する植物が、

マングローブと呼ばれています。

 

マングローブは島の周辺に広がり、

浸食を防ぐと共に、多くの生き物の棲みかになっています。

 

私はマレーシアのランカウイ島、インドネシアのバリ島、

台湾の淡水川、石垣島等のマングローブ林を観察したことが有ります。

 

そして、全てのマングローブ林の水面に

マングローブの枯葉が漂っていることを

不思議に思っていました。

 

常緑樹に、落葉の季節があるはずがないのに

この枯れ葉は何だろう?と思い、

マングローブの植物生理を調べた結果、

命を守る切ない仕組みであることを知りました。

 

本来、陸上の植物は

海中植物が徐々に陸上に上がったもので、

塩分の浸透圧に耐えられなくなりました。

 

マングローブは

どんな理由が有るのかわかりませんが、

逆に、陸から海に戻ろうとしています。

 

本来、塩分に対する耐性はありませんが、

吸い上げる水は薄い塩水で

植物体内に塩分が蓄積して枯れてしまいます。

 

枯れ葉はそれを防ぐ重要な仕組みなのです。

 

つまり、吸い上げた塩分は特定の葉っぱに集められ、

その葉っぱが枯れて落ちて行くのです。

 

一部の葉っぱの犠牲の元に、

マングローブの樹の命が守られているのです。

 

どのようなローテーションで

落ちてゆく葉っぱの順番が決まっているのかわかりませんが、

粛々と運命に従って犠牲になって

水面に漂っているマングローブの枯葉を見る度に、

切ない思いに駈られます。

 

我々人間社会でも、過去において似たような現象もありました。

 

生命を懸けるような自己犠牲については、

賛否両論があると思いますが

精神的自己犠牲は尊いと思います。

 

現在、世界中の指導者が自己中心的主張に終始して、

ギクシャクしています。

見苦しい限りです。

 

人間も、地球上の生物の一つです。

もっと謙虚になるべきです。

 

苦労をしながら生きる場所を開拓し、

陸を守ってくれている植物もあります。

 

自然は私たちに、多くの大切なことを教えてくれます。

 

時には、ソーシャルネットワークから離れて

自然に目を向けて感性を養いましょう。

 

寒いですね。

南の島で心地よい風に当たりたい気分です。

 

 

オリジン生化学研究所

前田 浩明

 

この度、カルビー株式会社さんから、近畿地区限定で

ふなずしテイストのポテトチップスが発売されました。

 

 

ふなずし乳酸菌SU-6の供給元として興味津々で、

早速東京駅のアンテナショップで購入し、試食をしてみました。

 

 

ふむふむ・・・

 

 

ほーう、、、

 

 

・・・美味です!

 

口に入れた瞬間、

高級なチーズの香りが拡がり、適度な酸味が続きます。

 

滋賀で色々なふなずしを経験している者としては

ちょっと物足りない感じがしますが、

深い風味を持つ「なれずし」フレーバーのスナックとしては

完成度の高い一品だと思います。

 

流石、カルビーさん、やりますね!!

 

パッケージには、ふなずしの紹介が丁寧に記されており、

ふなずしの保健作用に着目し、

その本体の乳酸菌SU-6を啓蒙・普及する身にとっては大変有難い企画です。

 

発酵食品は、身体に良い食べ物です。

特に日本には、多くの種類の発酵食品が有ります。

日本人の長寿に貢献していると共に、

思いやりがあり、勤勉な日本人気質を生み出す原動力にも

なっているのではないかと思います。

 

 

ふなずし は、

日本を代表する発酵食品、「なれずし」の一つで、

滋賀県を代表する健康食です。

 

すし乳酸菌SU-6 は、

私が大阪府立大学と共同研究して

ふなずしから分離、同定した植物性乳酸菌です。

 

現在、私が開発した米培地で大量培養に成功して供給しています。

こちらの乳酸菌にもご注目下さい! 

 

 

オリジン生化学研究所

所長 農学博士 前田 浩明

 

 

 


 

 

日本臨床食物機能研究会のイベント、

第12回海外研修会でタイのバンコクへ行って来ました。

今回のジョイントワークショップの会場は

バンコクの東約200kmに位置する

「チャオプラヤアバイブーベ国立病院」でした。

 

当病院は統合医療を行うタイの代表的な病院です。

日本から3演題。タイ側からも3演題のプレゼンテーションが行われ、

大変充実したシンポジウムになりました。

 

 

此方の病院では患者の希望に従って

通常治療か伝統医療及び所謂混合治療が自由に選ぶことができます。

 

伝統医療の中心はマッサージで、

治療の始めに、タイ式マッサージかオイルマッサージで

エネルギーの強化をして治療効果を高めます。

 

 

治療に使われるハーブは農園でのオーガニック栽培に始まり、

病院内での一貫製造で、高品質の製品が提供されています。

 

 

タイサイドの発表では混合診療が当たり前の治療で、

通常治療による対症療法に合わせて伝統医療を施すことにより、

根治治療を図っています。

 

しかし日本の保険医療制度では、

このような治療は「混合診療」と呼ばれ禁止されています。

治癒力を高めて栄養状態の改善を図ることは

医療として認められていません。

不思議な話です。

 

日本は統合医療の最後進国と言えます。

確かに国民皆保険は素晴らしい制度だと思いますが、

一方で養生の観念が忘れられている気がします。

 

タイを始め、アジアの国々の統合医療の発展状況を見させて頂く度に

当研究会では食物機能の啓蒙に合わせて、

統合医療の存在の啓蒙も根気強く進めなければならない使命感を感じます。

 

今回も約40名の参加を頂き、密度の濃い海外研修会となりました。

継続は力です。

当研究会が日本の統合医療の発展に貢献出来るよう活動を続けたいと思います。

 

 

 

 

 

 

オリジン生化学研究所 所長 前田浩明