2024
唇に雨当たりくる大祓
門柱のシューズ見下ろす立葵
遅々として天道虫の歩みかな
冷奴まづは一口舌にのせ
インターネット句会-「令和6年6月例会」を終えて
飛びたげに天をうかがふ合歓の花
外灯の早めにつくや梅雨晴間
高きより見回すやうな百合の花
父と子と母に差し出すあやめかな
きのふよりテラス明るき夏至の夕