お送りした、S.Iさんより、次のような、ご感想を、お寄せ
いただきました。
(略)
楽しく「金蘭」を拝読させて頂きました。
俳句、短歌どれも読み応えがありました。
感銘を受けた句を掲げます。
★参道に落ち手袋のVサイン
情景が目の前に鮮やかに広がりました。
落し物の手袋が淋しがっているのではなく
Vサインしているのが好きな句でした。
★泳ぎたき子に一畳を与へけり
私も同じような記憶が蘇りました。
父親に八畳間をプールに見立て手足をクロールや平泳ぎと言い
ばたつかせたのを思い出します。
昭和の佳き時代でした。
★やめられぬページ折る癖ところてん
季語≪ところてん≫の離れ具合がポンと飛んでいて
気持ちの良い句です。
★秋の山まづ一色をしぼり出し
≪まづ一色≫はたぶん黄色でしょう・・・。
≪しぼり出し≫が
やっと色付き初め待つ喜びが解り素敵です。
★連弾の児の指先や上り鮎
連弾の佳境の指先を想像し力強いです。
季語≪上り鮎≫が生き生きと的を得ていると思いました。
川の段差でピチピチ跳ねているようです。
短歌はスケールが大きくそして繊細で圧倒されました。
F子さんのフアンになりました。
★冷凍のマリーゴールド生きておりその黄さやかに絹を染めたり
★夜も更けて列車はゆっくり動きだしぬ高鳴る胸に晶子をしのぶ
★うっすらと車窓明るみシベリアの大湿原は朝もやの中
★小春日が遊び心をかきたてて途中下車せり見知らぬ街に
★晩秋の博多の街のタクシーに鬢付けの香の微かに残る
[差し上げます]
『合同作品集 金蘭』を差し上げます。
本書は、私ども夫婦の作品(小生:俳句 138句、妻:短歌 157首)を掲載した小冊子です。
ご希望のかたは、[プロフィール]→[メッセージ]から、お申し出ください。
