俳句には、リズムが大切な要素であることは、よく知られています。
舌頭千転と芭蕉が言うように、口に出してみて、なめらかでない場
合は、推敲の余地があると言われています。
字余りもリズムを乱しますが、その場合、よく行われるのが、言葉
の順序変更や入れ替え。
いろいろと試行錯誤しているうちに、意外とすんなりとおさまるこ
とも。
今回投句されたものの中には、季語として機能しないものの句が。
絵画や書籍、映画などの中に描かれたものは、季語の働きをしない
と言われています。
また、旧仮名と新仮名の混在句も。
一句の中では、どちらかに統一するのが基本となっています。
11月の兼題は「山茶花」。
51句のうち、兼題投句は、傍題を含めて19句でした。
特選句は、次の5句。
・山茶花の花脣(かしん)地蔵の肩先に (4点)*
六鬼威
[特選]
山茶花が地蔵の肩先で何を語ったのだろうか。何も言わない地蔵に、
怒りを覚え「花脣」が零れた。花脣は花びらを唇に例えた美称。色気
を感じるドラマである。──いわきり かつじ
・山茶花や指揮者不在の合唱団(4点)*
三太郎
[特選]
山茶花が咲き乱れていると、自由気ままに咲いている感じがあります
ね。指揮者不在という言葉が、よく似あいます。──reiwa99
ふぞろいもあるが、それなりに出来上がる楽しみかな。──いっけい
・山茶花や出番待つ新竹箒(3点)*
みーみ
[特選]
山茶花と竹箒の取り合わせ、絶妙です。──mjt
・山茶花や愛想笑ひの勧誘員(3点)*
ひさし
[特選]
玄関先での対応。愛想笑いして勧誘する事はよくある。ついその愛想
笑いに負ける事もあるだろう。玄関から見える山茶花。愛想笑いをして
いるようにも見える。景が明確。──雷太
・地球を愁ふ山茶花の一灯かな (2点)*
いわきり かつじ
[特選]
地球規模から捉えた重心が、山茶花の軽さを際立たせています。
又、山茶花に希望も託されて見えます。──粋子
次回、12月分の兼題は、「ポインセチア」となります。
[インターネット句会へのお誘い]
『NHK俳句』で、新しい時代の新しい句会と紹介されて話題となった、
「夏雲システム」(野良古さん提供)をお借りして、月1回(毎月10日~)
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進行、結果集計等、コンビュータが行います。
ご自宅のパソコンから、どなたでも、気軽に参加できますので、
ご希望のかたは、[プロフィール]→[メッセージ]から、お申し出ください。
『金蘭の会』
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[これから俳句を始めたいかたへ]
◎俳句生活で学んだことを、初心者向けに、131回に亘って、綴っ
ています。
「はじめまして」(第1回)
https://ameblo.jp/originalk/entry-12515820857.html
