世には、いろいろな歳時記、季寄せが出回っていますが、
掲載の基準は、それぞれの出版社が決めています。
ページ数やら、編者の意向もあって、すべてが掲載されているとは、
言い難いものがあります。
今回の投句のなかで、選句に迷われたと思われるものが、「仙人草」
の句。
確かに、手元の歳時記3冊を開いてみても、未掲載となっています。
試しに、ネットで、「季語、仙人草」と検索してみると、いくつかの
サイトには、次のように。
藤吉正明氏は、『きごさい歳時記』に晩夏の季語に。
山田弘子氏は、仙人草は晩夏に白い花をつける、キンポウゲ科の蔓性
多年草とし、加藤楸邨の句を挙げています。
牛の貌ぬつと仙人草の径
また、「馬醉木」同人。俳人協会員のちわきさんは、『ちわきの俳句
の部屋』で、次のように述べておられます。
「まだ季語になっていません。随分以前から山道を歩く時目だって、
気になっていた花ですが、このところやたらめったらと繁殖して、今
の時期どこででも見られるようになりました。そろそろ季語として認
定してもいいのではと思うほどです。」
6月の兼題は「紫陽花 額の花」。
「紫陽花 額の花」の付き物と言えば、「雨」。
兼題投句17句のうち、「雨」がらみのものが6句見られました。
そのうち、特選句は、次の2句でした。
・紫陽花のかげに地蔵も雨やどり(3点)
六鬼威
[特選]
情景の浮かぶ佳句です。紫陽花の雨垂れが地蔵にぽつりぽつり
…──杉尾芭蕉
・紫陽花やダンスパーティー雨の中(2点)
fuumin1970
[特選]
今時ダンパがあるのかどうかは不案内。しかし「ダンパの夜」
と言うかっての名曲がこの句から浮かんで来た。何処かの豪邸
の居間ではダンパに興じている。外は雨。それを紫陽花がみて
いる。カメラアングルが映画の一場面だ。──雷太
次回、7月分の兼題は、「百合」となります。
[インターネット句会へのお誘い]
『NHK俳句』で、新しい時代の新しい句会と紹介されて話題となった、
「夏雲システム」(野良古さん提供)をお借りして、月1回(毎月10日~)
のインターネット句会を、おこなっています。
進行、結果集計等、コンビュータが行います。
ご自宅のパソコンから、どなたでも、気軽に参加できますので、
ご希望のかたは、[プロフィール]→[メッセージ]から、お申し出ください。
『金蘭の会』
https://ntgm.nolimbre.com/originalk/
[これから俳句を始めたいかたへ]
◎俳句生活で学んだことを、初心者向けに、131回に亘って、綴っ
ています。
「はじめまして」(第1回)
https://ameblo.jp/originalk/entry-12515820857.html
