インターネット句会-「令和5年3月例会」を終えて | 俳句のとりな

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3月の兼題は「いぬふぐり」。

角川俳句歳時記、合本歳時記などによれば、一般に「いぬ

ふぐり」と言われている瑠璃色の花は、正確には、「オオ

イヌノフグリ」で、ヨーロッパからの帰化植物。

日本の自生種である「イヌフグリ」は、淡紅色だが、近年、

あまり見掛けなくなってしまっていると言われています。

表記については、伝統俳句では、季語は歳時記通りが原則

ですが、現代俳句では、「イヌフグリ」などのカタカナ表

記もオーケーとなっています。

投句数は48句で、兼題の特選句は、次の4句でした。


・いぬふぐり昔長者の多き村(6点)
よっちん


[特選]
今はさびれた村なのでしょう。昔に変わらず、畔のいぬふ

ぐりが美しい。その美しさ、いや増しているように感じら

れました。──mjt

昔、栄えた面影を残すも今は忘れられた村の感が、いぬふ

ぐりで表現されているように感じました。──いっけい

作者は長者村とか長者原とかに立っているものと推察され

ます。今は一面「いぬふぐり」の場所で、往時を偲んでい

る作者の姿が見えてきます。──ひさし


・アルバムに忘れし顔やいぬふぐり(4点)
いっけい


[特選]
 懐古の景といぬふぐりの微妙な揺れに共感。──雷太


・流星群地上に散りてイヌフグリ(3点)
fuumin1970


[特選]
地上に散りては詩的措辞です。──杉尾芭蕉


・片足の遊ぶ石蹴り犬ふぐり(3点)
静可愛


[特選]
すっと胸に入ってきた「いぬふぐり」の景です。「片足

の遊ぶ」に妙が見られます。──よっちん


次回、4月分の兼題は、「チューリップ」となります。



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