俳句エッセイ   三味線の音色もれくる初句会 | 俳句のとりな

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俳句を愛するかたとともに

 

入会して11年目へと入った、句会の初句会へ。


会員15名のうち、14名が出席し、兼題の「寒」分を含めて、70句

の投句が。

 

俳句歴の長いベテラン揃いの句会ですので、それぞれ完成され

た作品が並び、45句が選句されました。

 

選句された分を見てみると、票が集中したのは、新年の生活詠。

 

どの句座も構成員によって、ある程度の偏りはあるようですが、
概ね生活詠が好まれるようです。

 

投句したのは、次の5句。

 

・ゐのこづち裾に飛びつく冬野かな

 

・寒の入玻璃戸抜けくる挙手の声

 

・アボカドの種にナイフや春小袖

 

・母の背やぬくみ確かめ貼る懐炉

 

・寒雀わつと飛び立つ無人駅

 

周知の通り、選句は相対的なものであり、また、選者の好みに

も左右されるもの。

 

何句か選句され、 票が入りましたが、ご覧になっている皆さん

は、どの句を選句されるであろうか。

 

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