どこまで写生をすればよいのか (2) | 俳句のとりな

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 ・老若の腰伸ばしつつ田植かな










勤め人には、まとめて休める連休ですが、この時季、田植をする
人たちが。

現在では田植機による田植が多いようですが、最寄り駅付近の、
比較的小規模な田では、手植えによる田植が行われています。

比較的若い人たちが多いところから、兼業農家のかたたちでは
ないかと思われます。

こうした景を目に焼き付けておいて、さて、どう写生したらよい
であろうか。

初心のうちは、修練のために、焦点を一所に絞って、せっせと景
を写し取ることになりますが、一歩抜け出すためには、外形を写
し取るだけではなく、「写意」を表現しなければならないと言われ
ています。

この写意とは、中国画における考え方ですが、作句する場合に
通じるものが。

対象の景から誘発されたものや、託そうとする作者の心意を描
写することとか。

田植の景では、作者の心に浮かんだ兼業農家というのは推測
ですが、一部の人たちとは言え、海外でのんびと過ごす人もい
るというのに、ご苦労様です、という感慨です。

こうしたことを、直接的には表現せずに、句に託するのが「写意」
と言えます。

とは言え、なかなかそうした境地へと到達するのは難しく、日頃
のたゆまぬ精進が必要となります。

・ワイシャツの白さが光る田植かな

・虎刈りのごとき植田がをちこちに