下腹部の前後運動
気功の方法の一つに、下腹部特にお臍の下約5mm位を前後させる運動があります。単純な作業ですが、運動を継続することであなたに多くの恩恵をもたらします。
イスに座り少し前かがみの状態で行うと比較的に簡単にできます。また、歩行中に行うことは、最も大変です。しかし、何れは歩行中に実行できる様になれば更に効果を生むことができます。車の運転中でも、通勤途中の電車の中でもどこでも結構です。
しかし、呼吸は一切連動させません。呼吸は自然に行うのがベストです。前後させる度に、多くの息を漏らしてしまうのもよくありません。そのためには、小さい声で数を数えていただくと自然にできます。意識はおへその下5mm-1cm位の位置です。腹脳(臍下丹田)と言いますが、心の目でその部分のにらむような感じ(意識を下腹部に向ける)で行って下さい。次第に、腹脳の位置が自然に分かるようになります。
また、返聴法と言って、心の耳で腹脳の音を聞こうとして下さい。(実際には、音なき音、シーンとか、ジーンとか、オーンといった音です。)意識で見るか、心の耳で音を聞くかは得意な方で構いません。これを継続すれば、妄想がどんどん起こらなくなります。最初のうちは起こっては消えての繰り返しですが、更に続けると心が澄み切った状態に変わっていきます。同じく腹脳の位置が自然に分かるようになります。辺聴法はできる方だけで結構です。
数の数え方は、20回・20回・10回(=50回)×2・・・100回を繰り返すか、20回・30回(=50回)+20回・30回(=50回)・・・100回というように数えて下さい。数を数えることも集中のために必要です。時間を計って大体これ位だという様に、アバウトには行わないで下さいね。
それと、2000回を超えると、結構楽にできるようになります。2000回を超えましたら、必ずそれ以上の回数を行う様にしてみて下さい。半分位の動力でできることが分かります。理想は一日4000-8000回です。皆さんも実行してみて下さい。きっと期待の結果が得られると確信します。そして、それを毎日の習慣にすることが必要です。
気を集めることの効果は、健康だけに留まりません。あなたの心身に気を集めることは、あなたの人生そのものを良い方向に変えてくれます。その目安は、体温の上昇と共に感じられるようになります。悪いことが起こらなくなった、良いことが増えたなどのご報告をいっぱいいただいています。頑張っていきましょうね。
下腹部の運動を継続することで起こる感覚について
感覚の強さ、部位等に関しては個人差があります。どこで感覚があるかはその方の身体状況等にも関係しているので、詳しくは私にお問い合わせ下さい。この運動によって通常起こる感覚は熱感、電気で痺れたような感覚です。これは気のエネルギーがプラスに働く時に起こる感覚です。しかし、冷感、涼感、痛感、痒感の場合は、身体上弱い部位、過去に痛めたり、過去からの疾患がある場合等に感じるものです。また、過敏なところでは痒感になります。どちらにせよ、この運動に於いての感覚は、運動を継続していくうちに熱感や圧力感、電気で痺れた感覚に統一されていきます。それは、身体内の問題箇所が改善された証拠になります。
要する時間と理想的な時間帯
慣れれば、2000回を15分~20分程度で可能になります。最初は、休み休みで結構ですが、継続するに従い、腹筋がつくのでより行いやすくなります。実行するための理想的な時間帯は、午前中です。2000回と聞くと大変なように聞こえますが、実際に実行していくとそうでもありません。最初は、午前中に無理でも、一日のうちに目標回数をこなすようにして、毎日に継続していただくことが必要です。毎日の継続の中で、心身内に気が集まっていきます。
肛門括約筋運動の必要性と効果
何もしなければ、気のエネルギーは身体上にある穴や経穴から逃げます。大まかなところは鼻 の穴、口、耳の穴、肛門などの穴と経穴です。折角集めた気のエネルギーをこのようなところから放出してしまうのは、勿体無いことですね。肛門の括約筋は加 齢や女性の方の場合は出産等より緩んだりします。この緩みは、あなたの身体内の蓄えられている気のエネルギーをいつも漏らしている状態と言えますから、体調が悪くなったり、元気がなくなったりのような様々なマイナス現象を起こします。
究極的見方をすると、人は死を迎える直前、全身の穴と いう穴から、生命エネルギーである気のエネルギーを大放出します。本来、気の放出はこれらの穴だけではありません。全身から起こると考えていただいて正解 です。気のエネルギーが放出されることは、オーラそのものの消失も意味しますので、人が亡くなる直前に小さく見えるのはそれが理由です。寿命を伸ばすため にはこの気の放出を緩めたり止めることにより可能にします。
逆に、心身内に気を蓄えることは、寿命を伸ばすことでもあり、元気になるた めには必要なことです。不老長寿と若返りを目指し、生み出された中国3000年の技術が気功なのです。気を集め、気を強め(気を高める)、気をコントロー ルする技術により、あなたをより健康に長生きさせることに確実につながります。
私は以前より、下腹部の前後運動と肛門括約筋の上下運動を推奨していますが、これら二つの運動は、あなたの体力・精力的なエネルギーを豊富にし、身体内に蓄えます。単純で面倒に思われる方がおられるかも知れませんが、あなたの人生に大きく関ってきます。全ての基本と捉えて下さい。
そして、この肛門括約筋の上下運動は、気のエネルギーを高めると共に体外に逃げることを防いでくれます。この運動により、肛門だけでなく足の方に気が逃げることも制御します。
肛門括約筋の上下運動はあなたに多くの精力と体力を与えるものです。気のエネルギーの根源は精のエネルギーですか ら、この方法により全身に気のエネルギーを充満することが可能になります。これも最初は300回-600回位を目安に。大周天やクンダリニーの覚醒などの行法を目的とされる方は、できれば毎日2,000回実行できたなら、あなたの体質は完全に変わります。
そして、肛門括約筋の上下運動は、肛門括約筋に意識を向けるのではなく、肛門と男女とも性器の間の会陰言う部分に意識を集中して行っていただくことにより、会陰が熱くなってきましたら成功です。この方法は、あなたに多くの精力と体力を与えるものです。気のエネルギーの根源は精のエネルギーですから、この方法により全身に気のエネルギーを充満することが可能になります。肛門括約筋の上下運動は、気を下から上にあげる効果があります。 (出典)