だいぶ、ブログをサボっていた。というか、忙しくてなかなか時間取れなかった〜。

で、以下の記事で組み立てたDSP(FIRチャンネルデバイダー)付き8chアンプ

 

まずは、ウーハーのチューニングをしてみました。
 

現在のウーハーは、

Dayton Audio RS225-8
Picture 1 Close up view of RS225-8 8" Reference Woofer 8 Ohm

 

こんなやつ。公式の周波数応答は、以下のようなデータ。

 

低域を拡大すると、こんな感じ。100Hzから20Hzに向けて、20dbくらいのだら下がり。

 

そして実機をにニアフィールドで計測してみると、こんな感じ。ほぼ、公式の応答と同じ結果。

※箱は55Lで密閉。
※500Hzで192dB/octでFIRフィルターでハイカット済み。

 

公式応答と同様、100Hzから20Hz付近まで20db近くのだら下がり。

また下記記事の実験を経てバスレフポートはすでに塞いであるので素直な応答になっています。

 
さて、ここをパラメトリックイコライザで調整していきます。
低域のブーストをかけて、全体をなだらかになるように、調整します。
 
で、まあ、実は何度も調整をしていった結果のパラメトリックイコライザがこんな感じ。
 
20Hzを頂点とする、Peaking Filterを加えて、そのままだと100Hz付近が少し持ち上がりすぎるので、100Hz付近を軽く-4dbくらい補正をかけています。
 
最初は、20HzのPeaking FilterのQを大きくして、100Hzのフィルターを使わないようにしたかったのですが、どうもうまくいかず、このフィルターに落ち着いた感じ。
 
その結果は、こんな。20Hz付近までかなりフラットに出ています。
 
Before-Afterを比較すると、違いがはっきり。
 
これなら十分低域も出せそう。
しかし弊害としては、このイコライザをかけるために15dbのブーストをしているので、その15db分DSPからの出力を下げないとクリップしてしまうので、単純に考えると、15db分のSN比、ダイナミックレンジが失われることに。
結構大きい数字だな〜。
 
後段のPCM5102AのDR、SNRは112dBなので-15dbすると97dbか。
最近の音源は0db Maxまで記録されているものも多いし、コンプレッサーとかかけるのもナンだし。ここは妥協点か。
 
あとは、100Hz以上の部分、少し揺れがあるように見える。
吸音材足りないのかな〜。
 
とか、とか。

まだまだ、チューニングは続く。