今回は、前回

に続き、

 

・電源ボードを仕上げていきます。

 

今回の電源では、入力は単一18Vとして、

 

アナログ系

・±15V(PGA2310、アンバラ→バランス変換、他正負電源必要なOpAmpなど用途)

・12V(TPA3255のFETドライブ用、5V系などの生成用)

・3.3V(PCM5102のDAC用、他3.3V系などのIC用)

 

デジタル系

・5V(ロジック系とか、3.3V系などの生成用)

・12V(Arduinoとかの電源)

 

を必要としています。

本当は、アナログ系5V、デジタル系3.3Vも欲しかったのだけど、基板面積の関係と、バス基盤のピン数の関係でここで妥協。

 

設計上は、すべてリニアレギュレターが載せられるように基盤設計したのですが、効率とか考えて、デジタル系は、スイッチングレギュレターを採用。

 

で、トラブル発生・・・。

−15V系が、発振してる〜!きれいノコギリ波がでてる〜?

 

負電源の生成に、LTM8067を使った絶縁型のスイッチングレギュレターを使っているのでその関係?と思い、そこを計測したけど、何の問題もなし・・・。(Pk-Pkで25Vの範囲にしてね、って書いてあるけど、36Vにしちゃってるんだよね)

 

?これは、LM337特有の、出力側コンデンサの容量の問題か?

と回路図確認してみると、出力側に、25uFが指定してある・・・。

LM317側の回路図から、コンデンサコピペしたからだ・・・。

 

データシートの指示(タンタル1uFか、アルミ電解10uFの指定)通り、10uFに差し替えたら問題解決。

ふう〜〜。

 

皆様、LM337は発振しやすいのでお気をつけを!

 

アナログ系の計測結果。

 

無事に発振も収まりました。Pk-Pkで、15mVくらい出てるけど、こんなもんですね。

オシロをショートして計測しても、

こんなんですからね。

 

デジタル系は、

こんな感じ。

 

スイッチングレギュレターなので、黄色側(5Vレギュレター)が若干、スイッチングっぽい揺れがれてますが、デジタル系でしか使わないので、許容範囲。もう少し出力側のコンデンサ容量上げれば落ち着くんでしょうけど、まあいいか。

しかし、最近のスイッチングレギュレター優秀ですね。

 

使っているのは、5V系が秋月で扱っている、

M78AR05-1(Minmax Technology Co., Ltd.)

というもの。

リプルが最大50mAという所だけど、無負荷だと、20mA以下に収まっています。

 

12V系は、

R-78C12-1.0(RECOM Electronic GmbH.)
こちらも、リプルが75mAとかになってるけど気にならない範囲ですね。

※負荷かけてみないとわからない所もありますが、それはまたあとで計測しましょう。

 

今回は、電源の状態のLEDとかつけなかったので、別途オリジナルユニバーサル基盤?で実装。

 

カプトンテープを定電流ダイオードの固定用につかちゃって汚いですがこれでも立派に機能します。

実際に使ってみると、こんな感じに。

 

これで一旦電源系は揃いました。

次は、SPDIF基盤とか、DSP基盤とか・・・。

やることいっぱい〜!