映画「マネーボール」を観る
メジャーリーグ オークランド・アスレチックスが
2001年シーズンオフにジェイソン・ジアンビ他二人の主力選手を放出した
戦力は大幅にダウンするが、大物を補強する予算もない
そこでジェネラル・マネージャー(GM)のビリー・ビーンが
チームを強くするためにとったのが セイバーメトリスクと呼ばれる手法

 

それは統計学的根拠により野球を采配する理論
野手は出塁率、長打率、選球眼を
投手は与四死球、奪三振、被長打率を重視し
犠打、盗塁、防御率、自責点、勝利数は
「限られた資金の中で、レギュラーシリーズを戦い、高い勝率で終える」
という戦略目的において無視はしないが重要視しない。

 

高額報酬の評判のいい選手よりも
お買い得な選手ばかりトレードしようとするので
当然のようにスカウトたちと衝突する
自身もNYメッツからドラフト指名されてメジャーデビューしたが
泣かず飛ばずで終わったB・ビーンは
「お前らの眼も節穴だ」反論する

 

映画は公式記録として残っているレギュラーシーズンの結果よりも
球団経営者としてのGMにフォーカスする
自ら入団させた選手を起用しようとしない監督への対処方法
選手へトレード通告するときの伝え方等。
結果を残したB・ビーンはB・レッドソックスから
5年1250万ドルで移籍のオファーを受ける

 

B・ビーンの娘が唄う歌
ビーン自身の心境のような気がします

 

チョイ役だけど僕の好きなロビン・ライトが出てきたのが嬉しい

 

「アメリカの方程式では(補強した外国人が全て使い物にならない)GMはクビだ」と巨人のお家騒動について清武(元)GMを
バッサリ切り捨てた広岡達朗の言葉は
自身が主力選手から総スカンを喰い
2年でロッテのGMをクビなっただけに重たい。


 

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2011/11/19(土) 午後 3:09