東京では2月10日が私立高校の入試解禁日ですね。某地方にある本校も、先日入試が行われました。

 関東では「公立不信」で私立に人気がありますが、地方だとまだまだ公立優位。私立はいわゆる「滑り止め」のための受験です。本校も例外でなく、受験生の大半は併願の生徒です。

どれどれ……ほぉほぉ、こんな学校との併願なのかあ。

別に併願校によって有利不利はないですが、「レベルが高い」と言われる学校との併願だと、問題作成者として、どの程度がとれるかを知りたくなります。試験監督をしながら、何となくその生徒たちの出来を見ていました。

1限。国語の試験。
「……彼の言葉にカンゲキした。……」
なるほど、「カンゲキ」を漢字にするんだな。

生徒の解答。
「観劇」「感劇」「関激」

えーっと。


2限、数学の試験。
「この図形はどのような三角形になるか、答えよ」
ふむふむ、サービス問題だな。

生徒の解答。
「三辺が等しい三角形」「三角錐」「正四面体」

最初の答えはともかくとして、あとの2つは何だ。


3限、英語の試験。
"I had ( ) at 7."
「夕食」と入れさせる問題。

生徒の解答。
"dhinaa" "yushoku" "dinnering"

どうすんのさ、夕食っちゃって。


4限、理科の試験。
「デンプンは最初に口の中で(    )により一部が分解され……」
唾液、が正解。

「胃液」「腸液」「すい液」

この前後の文脈から「歯」は正解でないのはともかくとしても、何だよ、胃液って。リバースしちゃいましたか?


4限、社会の試験。
「毛沢東は(    )を建国し……」
正確な文面は忘れた。

生徒の解答。
「秦」「明」「朝鮮民主主義人民共和国」

秦の始皇帝を覚えていたんだね、偉いね。


もちろんきちんと正解する生徒も多数いましたが、そういう子たちは第一志望に合格してくることでしょう。ということは、本校で面倒を見るのは、こういうアレゲな子たち。むむむ……。



この話が実話であるか否かは本校教員だけが知っているが、なぜか私の弟も真実を知っていた。ただし、シチュエーション等はフィクションであることだけはお断りしておく。