自分用メモを人に見せられるようにしたぐらいのものなので、あんまりなんか言われても困っちゃいます。
ふーんなるほどねくらいの気持ちでお読みください。
☆☆☆藤居朋一斉投稿☆☆☆
1月11日(金)、「特に何もない」のに突如 #藤居朋 がトレンド入りした事件。
私は背景から知ってるので分析多めでつれづれと書いていきます。
https://twitter.com/niwarcof_82/status/1079336732179353600
発端はこの企画。
声がついたわけでも新カードが登場したわけでも劇場やらイベントストーリーに登場したわけですらもなく、ただ「新年最初の大安である」というだけでトレンド入りを果たした。
結果として知る限りではおすすめトレンドで6500件以上。
TLを見た限り大半は「なぜトレンド入りしているのか本当に謎」だけど「トレンド入りしてるから乗っかっとこう」ということ。
<成功要因を考える>
◆「トレンド入り」させることだけが目的
総選挙期間でもなんでもないので、投票券などの対価=デメリットが必要なく、「ハッシュタグをつけてツイートするだけ」で参加でき、ツイートが直接的に目的に結びつく。
余談:ミリシタのキャンペーン
直近にミリシタさんが「指定ハッシュタグがトレンド1位になると無料10連ガシャ延長」というキャンペーンを数日間毎日やってましたね。
個人的にはあれが間接的にこの企画に追い風になっていたと考えていて。
何かというと「トレンド入り」という概念が広い範囲で身近に体感されたので、何より「トレンド入りするのはすごい」という価値観がプロデューサーのあいだで広まったんじゃないかとなんとなく思っています。
ただ「トレンド入りした」じゃなくて、「トレンド入りした=すごい」という価値観のもとに「#藤居朋がトレンド入り!?何があった!?」となって、トレンド入りを眺めるだけでなくそこに乗っかってツイートする人が増えたんじゃないかなーとなんとなーーくですが考えています。
◆ハッシュタグの利用
#藤居朋
このハッシュタグが実は要点と見ている。
まずハッシュタグであることそのものについては、
①タグで固定化されるので表記揺れせずトレンド入りが狙いやすい
②リンク化されているので、リンクを踏むことで入力を省略できる→(藤"井")の誤字の回避
続いてハッシュタグの内容については、
①短い。手打ち余裕。
②アイドルの名前そのまま。彼女のことを知っていればすぐ打てる。
③名前そのままなので、藤居朋に関連していればあらゆる内容が許容される。
例えば新カード実装ならその衣装のイラストだったり、新エピソードであれば関連する過去のセリフが流れてくるのを見てるだけになったりする人も、
今回は縛られずアイドルの名前だけが掲げられたお祭りなのでとりあえずスクショ上げるだけとかただかわいいとツイートするだけとかなんでもあり。とりあえず過去絵再掲っていうのも多かった。
つまり、アイドル名だけのお祭りは非常にハードルが低い。
アイマスPというかオタクがこじつけに特化した民族であることも追い風。
ちなみにこの企画にあたって「どんな文字列のトレンド入りを目指すか」というところの談義を目にしていて、「ふじとも」だと仕様上「と」が助詞扱いされてトレンド入りしないらしいなんて話があったので、割と考えられてこのハッシュタグにされているということをここで補足しておきます。
◆参加者のターゲッティング
またタグ内容に関する上記3点の特徴が(結果的に)ターゲッティングにも功を奏していて、
「藤居朋と関連のあるアイドルのP」がとても多く企画に乗っかっていた。私もそう。
よく見かけたのは「茄子・芳乃・ほたる・歌鈴(ミス・フォーチュン・テリング、以下MFT)」と「堀裕子(ミステリアスガールズ)」のPのツイート。いずれも大半は謎のトレンド入りが謎のまま乗っかってた模様。
とくにMFTはほたるが喋ったことでボイス勢ぞろいリーチになっていて、元より藤居朋への注目が集まっていたのでこの効果は高かったと思われる。
雪だるま式とはこのことで、最初に企画として知る藤居朋のPが雪玉をタイムラインに転がしたところ、ある程度の大きさになったあたりから雪原に散らばるMFTとユッコのPなどなどが集まりだして最終的に6500ツイート超の塊になった。
◆効果
とにかく一夜にして話題となったそのことに尽きる。
自分の担当と関連が薄く興味が薄い子でも、なにかきっかけがあって話題になれば半強制的に目に触れさせることができるので認知の面で非常に有効。
デレステは裾野が広いのでSSRが出るとunvoicedでも同様の効果が広く表れるが、効果の大小はさておき公式供給無しで同様の事が起こった。
ハッシュタグが名前そのままで、特にツイート内容に縛りがないので絵が描けなくてもスクショがばんばん流れてくる。
これは歴戦のPには盲点になりがちながらこれは結構大事で、なぜかというとシンデレラには180名超のアイドルがいるから。
デレステの1枚目のカード(R、N)実装がアプリリリース時から16か月くらいをかけて行われているが正直まっさらな知識からだとそれぐらいが適正ペースで、ましてや何も公式供給がないタイミングで覚えるのは難しい。これは7割実体験を含む。
そんな中で公式供給と関係なく話題になって、名前と顔がたくさん流れてくるので新参Pが覚えるタイミングになっていた可能性がある。
茄子・ほたるは直近で担当が増えているので、そこの新規Pに新たに認知された可能性も高い。
とにかく人事を尽くした部分も天命を待った部分も含めて個人的にこの企画をとても評価しています。惜しみない拍手を送りたい。
◆総選挙につなげるには
企画者さんは総選挙とか関係なくこれを行っているのでここから先はその点一度頭を下げてからになりますが、私のメモなのでお許しを。
あと、個人的に考えていることでもちろん絶対的な正解とは限らないのでその辺突っ込まれても困っちゃいます。
この企画を見て、じゃあ選挙運動としてどうするのが効果的か。
私の端的な結論はこれ。
「お祭りにする」
総選挙なんかは特に浮動票、つまりまだ投票先を決めかねている人の分を勝ち取るのが大事と見ています(短期的な話)。
ミリシタのTCが現在進行形のわかりやすい例で、奇抜なハッシュタグやコンベンションセンターの面白い投稿で楽しそうにしているのを見るととりあえずそのアイドルに目線が向きます。この「目線が向くかどうか」が結構大きな差になっていて、おそらく最終的に浮動票の持ち主は目線が向いた中からしか投票先を選ばないわけです。
Twitterは界隈の塊はあってもそれぞれの壁はなくて、あらゆる界隈の情報がどこからでもどこへでも飛び交っていくので、Twitterまでお祭りを波及させるというのは有効な一つの策。
ミリシタさんの方は短期決戦なので、短期的にネタがバズるっていうのは浮動票についてはかなり有効だと思います。バズらせるのは難しいですが。
「お祭りにする」時に大事なのは「誰からでもお祭りに見えるようにする」こと。それこそ、あるアイドルの名前を今初めて見た人でも「なんかこの子の担当盛り上がってんな?」って思わせるくらいがいい。
そこで大事なのが規模を大きく見せることで、どうやって大きく見せるかというと数字。勘のいい人はわかるでしょう、つまりトレンドです。
前述してない気がしますが、トレンド入りすると一気にフォロワーの枠を超えて話題を飛ばすことができうるのでただバズるより一段広くなります。「一段」といっても、場合によっては「ふじともP」から「デレマスP」まで話題がレベルアップしたりします。
トレンド入りの効果については前述の通り。じゃあトレンド入りしやすいようにどんな工夫をすればいいかというと、単語を統一すること、つまりハッシュタグなわけです。
イヴPの方が「イヴSSRがきたらトレンド入りさせたいのでツイートは『イヴちゃん』で頼む」といったことをツイートしていたのが記憶に新しいです。
例えば
安部菜々 2,000件
菜々ちゃん 700件
ウサミン 7,700件
という風にばらけていずれかしかトレンド入りしないより
ウサミン 10,000件
の方が強いのは明確でしょう。(そりゃ複数語トレンド入りさせられるならその方が強いですが)
ということでここからはその辺の話に絞ってまとめに向かいたいと思います。
◆ハッシュタグのつくりかた
ちなみにハッシュタグ化する必要は必ずしもないですが、前述の通り表記揺れを防ぐことやリンクとしてアクセスしやすくすることを考えるとやはりハッシュタグとして広めるのが有効と考えます。
個人的に一番大事なのは「覚えやすさ」です。
タグを見た時に印象に残ること、またタグでツイートするときに何も見ずに入力できるのがよいでしょう。
順に書いていきますが必ずしも長い=覚えにくいではないです。
#藤居朋
アイドルの名前そのまま。文字数も少ない。漢字の誤字が若干心配。
5音で読みやすい。
#茄子みくじ
「茄子さんに投票してからガシャを引くと良い結果になるかも…?」という総選挙企画のものです。
アイドル名と「おみくじ」からきていて企画内容と直感的に結びつきます。
「KAKO」の「O」と「OMIKUJI」の「O」が重なった5音で口が幸せ。
「ナスじゃなくてカコですよ~」という本人の定番セリフのおかげで「かこ」の漢字で悩む人も少なそう。
#高山バスターブレイド紗代子先輩
本人巡回済み。元ネタを知ってる人とこのタグのターゲット範囲に重なる部分が多いので認知○。
アイドル名と配役名が両方入っているのでどこに投票するかもわかりやすい。
認知が薄いと紗代子の表記が不安(経験談)。
#感謝感激関裕美
漢字が並んでいてぱっと見わかりづらいものの、七五調で覚えやすい。「関ちゃん」と呼ばれがちなので認知が薄い人の「裕美」の表記揺れが若干心配。
この辺を例として。
#高山バスターブレイド紗代子先輩 は長いですが元ネタさえ知っていれば配役名も間違えにくいのでわかりやすいハッシュタグだと思います。
#感謝感激関裕美 は何より語呂が良い。一度聴いたら忘れません。
#茄子みくじ、#高山バスターブレイド紗代子先輩 は企画主旨とアイドル名が両方盛り込まれているのが特徴です。このタグをつけて投票関連のスクショを乗せるだけでツイート本文ほぼ無しでも意味が伝わります。
・名前の工夫
アイドル名の漢字については変えようがないので、表記揺れしそうな部分を省いてハッシュタグを作る、広く浸透した愛称を用いるといった工夫が考えられます。愛称や通称を使うとこの子苗字なんだけっけってなっても大丈夫になります。
野々原茜→茜ちゃん 関裕美→関ちゃん 渋谷凛→しぶりん
・助詞を使わない
フレーズにもよりますが、助詞を使ったり、主語述語の文になっていたりするとおそらく表記揺れが起こりやすくなります。
私自身噂レベルの認識ですが上記の「ふじとも」の件のようにトレンド入りを妨げられる可能性もあります。
・覚えやすさ
七五調にしたり、5音くらいにすることで格段に覚えやすくなります。
トレンド入り目的でないなら、七五調を優先して助詞で整えるのがよいです。
◆ツイートのしやすさ
また、企画をできるだけシンプルにしてハードルを下げるのがおそらく有効です(浮動票獲得の観点)。というか、タグがわかりやすくてもツイートしてもらえなかったらトレンド入りはできません。
#鷹富士茄子スクショ祭り
こんな風に、ハッシュタグだけで全てわかるのが究極的な理想形です。
#茄子みくじ
#関裕美デコタッチガチャ
これらも、投票スクショやガチャスクショがあって、後者についてはタグ検索で関ちゃんのおでこに触れている画像やイラストがたびたび出てくるので企画主の説明までたどり着く必要がなく、「何をすればいい」かがわかりやすい点で参加ハードルが低いです。
前述のふじともトレンド入り企画に至っては「ハッシュタグをつけてツイートするだけ」という恐ろしくハードルが低いうえデメリットがない行為で参加できたのもトレンド入りの一因かと。
一斉投票なんかは、タグだけで日時の根拠までわかると趣旨説明の省略の点で参加ハードルは下げられるんじゃないかと予想します。良い具体例まですぐに思いつきませんが。
行動の縛りが薄いものは、よくわかんなくてもお祭りになれば問題ないでしょう。
何人かのアイドルのPが日付関連でやってるやつですね。
#毎月11日はGBNSの日
#毎月13日は鷹富士茄子デー
<総選挙企画に関するまとめ>
・ハードルを極力下げる。
企画のシンプルさ、行動の手順の少なさ、ハッシュタグの覚えやすさ/入力のしやすさ。
企画であれば企画説明の見やすさ(文字量、配色など)
↑この点に関しては多くの知恵を集めてめちゃくちゃ頭を使うべき。ここを適当にすると身内で終わります。
・こじつける
覚えやすさや周知に繋がります。一斉投票であれば日時とかがこれになります。
あとここが頭おかしい(褒め言葉)になってるとそれなりに話題をさらいやすいです。
(#毎月13日は鷹富士茄子デー→6回総選挙13位)
・お祭りにする
テンションを上げる、関連アイドルのPを巻き込んで数を増やす、時には馬鹿になる、など。
「○○Pなんか楽しそうだな」ってのが大事です。必死になってもあまり見栄えはよくないです。
↑この点に関しては適当でいいです。頭を使ってもあまり成果が得られません。
事前周知も大事ですが、事前周知のターゲットは主に見知らぬ同担であり、元々の起爆剤を増やすことに絞った方がコスパは良いように思えます。
まとまってません。
当アカウントは藤居朋と横山千佳と望月聖と原田美世と栗原ネネと浅利七海と綾瀬穂乃香と並木芽衣子と矢口美羽と古賀小春を応援しています。
担当アイドルの声が聴こえるようになる感動を味わってほしい。その手助けになりますように。
自分用メモじゃなかったのかよ。