ハコネハコイリアレコレ | かーぼんこぴー

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書きくけこ

「ハコネハコイリムスメ」
音の情報量が多くてとても賑やか。最初はもっと「てやんでい」な感じだったのがうまいことプチミレらしく可愛い感じに仕上がったとのこと(リリイベ談)。

元から「わっしょい!」「はい!」「走れ 走れ」など合いの手が想定されていて、ライブを意識した作りになっている。余談だがFantastique❤Phantom同様、曲中の合いの手の二人の声がとても可愛い。かといってそれだけではなく歌詞の背景やストーリーがしっかりしていて、読み物的な聴き方でも非常に楽しめる。温泉地への旅行を描いた歌詞は具体的な単語が散りばめられているので、聴くだけでふたりの「一泊二日プチ冒険」が頭に思い浮かべられる。

歌詞は突然の温泉旅行に行く物語を描いているが、それだけでなく「カレンダーピッと破ってくしゃくしゃに丸めたら昨日が終わってアリガトって言えちゃった」「普段言えないこともなんでだか言えちゃうね アナタの優しさいつもより響いた」など、行程や景色の楽しい賑やかな部分だけでなく旅行先でのしっとりした感情も組み込まれている。

GPSをそう言わず「電話のアレ」とするところ、とても彼方さんらしい。「ほろ苦いビターな大人の予感ね」の"大人の予感"の子供っぽさは、プチミレらしさや物語の中のはしゃぎっぷりを曲の雰囲気に加えている。

サビに向かうにつれて曲調は右上がりに盛り上がって行くが、歌詞は反比例して、具体的な景色などの描写から推移してサビに感傷的な内容が配置されている。ふたりの歌い方も相まってお祭り騒ぎな部分も感傷に浸る部分も十二分に引き出されている。
ここまで書いたライブ感や賑やかさ、物語性と感傷的な部分だけでなく、タイアップのハコネちゃんの要素(「前に後ろに挑戦者」)もあり死角がない。

ライブで決まった振り付けは得になし。間奏でのエアギター?など、MV同様自由にはしゃいでる姿を楽しめる。リリイベでは二人で背中合わせのセッション。相方が歌ってる時の悠木さんが客煽りのはい!はい!で拳を振る時の、着物の袖からあらわになる二の腕がエロい素敵。純正以外のコールは特になし。最後のFufufuくらい。色はだいぶカラフルだったので特別決まったものはない。個人的には黄色、オレンジ。