本日とうとう、アニメ「デスノート」の最終回を見てしまいました。
絶対にテレビでの本放送を見るぞ!
それまではデスノ断ちするぞ!と意気込んだものの・・・
・・・もう、気になって気になってしょうがなかったので、YOUTUBEで・・・。
私の住んでいる地域は2週遅れで放送なので、まだ最終2話を放送していないんですね。
そして最終回・・・。
注意!※以下ネタバレありです。
切ない・・・・・・・・・・・・・・・・・。
マンガと全然違う展開にしたんですね。
全身から血を流しながら、フラフラ倉庫を出て何かを探すように歩き続ける月。
空から落ちてきたノート。
今まで殺してきた人達。
それらがフラッシュバックする。
そしてまだ何も知らないあの頃の・・・高校時代の月がすれ違う・・・・・・・。
力尽きて階段に横たわる月。
目の前には“L”の幻影が・・・・・・・・・・・・・・。
マンガ原作、映画、アニメで3通りのラストを見ることができました。
それぞれがとても秀逸だったと思います。
ただ私は、原作マンガは色々な場面での心理描写が薄かったので、私は映画とアニメの方が好きです。
ただマンガでは月の最期のあがきはよかったと思います。
生きたいという強い欲望が人間の浅ましい性を表現した、痛烈な最期でした。
まとめると
マンガ
ジョブ=独裁者
最期の科白=「死にたくない!」「ちくしょう・・・」
↓
自分が神として君臨するはずだったのにそれがすべて水泡と化す。
最期の感情=「悔しさ」
映画
ジョブ=確信犯
(*確信犯とは「悪だとわかっていながら犯罪を犯す人」のことではなく、自分の行動は押しなべて絶対的に正しいと思い込んで犯罪を犯す人のことです)
最期の科白=「わかってくれよぉ・・・!」
↓
すべて、善良な人々が暮らし良い世界にするために行ったことなのに、誰にもそれを理解してもらえない。
最期の感情=「無念」
アニメ
ジョブ=独裁者?
最期の科白=無し
↓
自分は一体何をしたかったのか。ノートを拾う前と一体何が変わってしまったのか。
最期の感情=「絶望」 「寂寞」 「悲愴」 「空虚」
などというようにまとめてみました。
映画での最期の感情は「誰にも理解してもらえないという絶望」ともいうことができると思います。
アニメの場合はあの悲しげな表情から読み取ってみたもの。
悲しかったんでしょうね。月は。
結局世界は自分の思うとおりに動かなかった。
そこで初めて理解した。
今、自分が死ななくても、いずれ時を経れば必ず死に、その後の世界を統括するものがいなくなること。
自分が死ねば元の世界に戻ってしまうこと。
いずれ世界は再び腐り始めてしまうこと。
それらに初めて気づいた。
だから絶望した。
あの倉庫から逃げたのは、死にたくないからではなく絶望の痛みから逃げたかったのではないでしょうか。
賛否両論あると思いますが、これはこれでよいラストだったと思います。
絶望の痛みを 学ぶ日々よ
アマチュアな王座レース
ノンストップで恨み 滅ぼすイメージを
壊しちまいな GO TO HELL
by マキシマムザホルモン 恐喝~KYOUKATU~
願わくば、彼の魂が救われんことを。
願わくば、全ての人々が救われんことを・・・・・。
「絶望ビリー」は主人公の虚しさや絶望を如実に表した本当にいい曲でした。
ただね・・・ラストでの編集のされかたが変ですた・・・・・。にゃー!