良い曲は繰り返し様々な方が歌われて歌い継がれていきますね。
日本の昭和歌謡も今見直されているようですが、オリジナルの方が素晴らしくヒットしたためか、
他の方が歌うのをあまり聞くことは無いように思います。
イタリアの場合ですと、繰り返しいろいろな方が歌ってスタンダードナンバーと成ってていくことが多い気がします。
例えば、以前にこのブログでも書いた「Canzoni Stanote」オリジナルは、ジャンニ・モランデイですが、アンドレア・ボチェッリもステーヴィーワンダーも歌っています。
前回私が歌った「マリウ愛の言葉を」はビットリオ・デ・シーカが1932年の映画の中で歌い、パバロッテイやホセ・カレーラスなど沢山の方が歌っています。「君といるこの時はイリュージョンでは無いよね」「僕の人生はすべて君のもの」と甘い言葉が山ほど使われていますが、なんと映画の題名は「殿方は嘘つき」これって嘘の言葉なの?と驚きますが、映画を見たことが無いので後は想像するのみです。
最近はDolce &GabbanaのCMに使われているのでイタリア人なら誰でも知っているようで、
私が「Parlami d’amore Maliu」と言うとイタリア人なら必ず「Tutta la mia vita sei tu♬」と返してくれるのでびっくりします。
さて前回歌いました「シャンパン」もそんな曲の一つです。もともとは、ぺッピーノ・ディ・カプリが1974年に歌った曲で、一説にはシャルル・アズナブールに歌ってもらおうと作ったとか。結局自分で歌い大ヒット。2023年のサンレモでは歌手生活70年を称えられ「シャンパン」を歌いました。この曲はアンドレア・ボッチェッリのPassioneというアルバムにも入っていて、ボッチェッリほか沢山の人に歌われています。この曲の訳詞をされたのはナポレターナ歌手の松本淳子さんですが、なんと淳子さんペッピーノさんと現地のテレビで共演されたことがあるのだとか?!訳詞も本当に素敵です。
沢山の名曲に出逢えることが、一番の楽しみです。
次回6月19日です。
8月のバースデイライブは30日。
9月4日はQuiでのライブに出演させていただけることになりました。