池の端ライブステージQui のライブが開催されました。

このライブハウスは有名な鰻屋さんの亀屋一睡亭さんが経営しているお店で、長谷川きよし、小椋佳、秋本順子さんなど著名な歌手の方が出演されるシャンソンカンツオーネの世界では有名なところです。

4月の桜の宴の時に初めて出演させていただき、今回また友納さんからお声がけいただきました。

今回も店内は素晴らしいクリスマスの飾りつけ。
左にあるのは、お店からのプレゼント。とても気が利いていますね。

 

友納あけみさん

女神のように美しく、ドレスも素晴らしく、歌っている姿も絵のようです。

選曲も「すきよ、すきよ・・・」で始まる「人生は過ぎゆく」「黄昏のビギン」「糸」「愛の賛歌」など馴染みのある歌を中心に、情感のある女心をしっとりと歌い上げていらして、とても勉強になりました。

特にMCから歌に入る時がとても自然で、どこまでMCだったのかセリフだったのか気が付かないほど。

文学座の養成所にいらしたそうでセリフも素晴らしかったです。

 

トークもお上手で、高校時代のお仲間が結婚する度に愛の賛歌を歌った話が印象的でした。

前回の、同窓の人と会うと「何年卒?」と聞かれるお話も面白かったし、短い中にちょっと笑えるエピソードを入れて話されるのが、凄いなと思います。

本日のゲスト、川島豊さん。藝大の声楽家卒でシャンソン界のホープと紹介されていましたが、まさにその通りです。オペラでもミュージカルでもシャンソンでもカンツオーネでもなんでも歌えちゃう。スケジュールを見ると、

毎日仕事が入っていて、まさに引っ張りだこのようです。

最後に「スワンダフル」をピアノの高島正明さん、ヴァイオリンの寺島貴恵さんを巻き込んでの歌唱は秀逸でした。

お名前は前から知っていましたが、ウナカンツォーネで一回しかご一緒したことが無く、お話したのは今回初めてでした。

 

ライブハウスの出演は基本リハーサル無しですから、ステージでぶっつけ本番です。

私です。前半は「Bella Notte」「ウイーンにて」「残されし恋には」を歌いました。

先日Youtubeを見ていたら、川島豊さんのスイング風にフランス語で歌っている「残されし恋には」を見つけ

少し焦りましたが、名曲なので私は私と思い歌いました。

 

後半「マリーマリ―」「破られた誓い(broken vow)」「想いの届く日」を歌いました。
「マリーマリ―」は、日本語の訳詞では「兵役に行っている青年」と言う設定になっていますが、
原曲では「牢獄に入っている青年」と言う設定なのです。歌の中のフランス語の部分は、牢獄の号室を言っています。「この部屋宛てに手紙を書いて」と恋人に頼んでいるのです。どちらも、恋人が果たして待っていてくれるのかとても気になりますね。
「破られた誓い(broken vow)」は、他の歌い手さんが歌っていらして、とても感動した曲です。
「貴方は自由に羽ばたいてください」と言えるほど、相手を思って愛しているんですね。

最後に、友納さんと川島さんがデュエットでホワイトクリスマスを歌い、途中から私も加わりました。

ずっと前にウナで友納さんとご一緒した時に、最後にホワイトクリスマスをみんなで歌ったので、もしかしてと思って歌詞をおさらいしてきたので良かったです。ライブハウスはリハーサル無しですから(今回は私だけリハしましたが)対応力が無いと大変です。

 

Quiでのライブは高島正明さんのピアノと寺島貴恵さんのヴァイオリンが楽しみでもあります。演奏で盛り上げてくれるので、気持ちも入ります。友納さんにも、「ホンワカしていて良かった」とお褒めの言葉(?)を頂き、オーナーの荒川社長にも誉めていただけたのでほっとしました。

 

カウンターのそばでお話していたら、荒川社長が私と同窓と言うことが分かり、昔話で花が咲きました。

楽しく終了させていただき有難うございました。

 

いらして下さったお客様、有難うございました。

 

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私の今月のラストライブはウナカンツオーネで17日です。

また違う歌を歌います。ご予定頂けると嬉しいです。