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東京文化会館ラ・ボエームを観に行きました。
私が今一番好きなオペラ歌手ヴィットリオ・グリゴーロがロドルフォ役で
ミミがアンジェラ・ゲオルギュー。
世界一のミミ役とネットでは書いてあるので、とても期待していきました。
個人的な意見ですが、少し期待しすぎた感がありました。
アンジェラ・ゲオルギューは、見ていてトスカだったら合いそうだなと思っていましたら、
やはりYoutubeでは、トスカが沢山出てきました。
トスカの様な気の強い意志のはっきりした役が似合うと思います。
貧しく可憐で病弱なミミの役は似合いません。
デビューはミミだったそうですが・・・30年前です。
15分ほどで恋に落ちてしまう無垢なお針子さんには見えなかったし、
ソプラノですが、結構声が太く低音は力強く聞こえるので病気には見えませんでした。
たぶん、プッチーニの好む東洋趣味、
ミミやトーランドットのリューのような、自己犠牲でも愛を守る感じではなく、
当日解説者の方が話していた原作に近いミミを演じていたのかもしれません。
グリゴーロのほうは、若くて情熱的でボヘミアンな青年役はちょっとイタリア的なユーモアも含めて
お得意だと思いますが、2人の組み合わせには違和感を感じました。
また背景も、おそらく本家のパレルモ・マッシモ劇場であればとてもしっくりいったのでしょうが、
東京文化会館の内装と幾何学模様の壁とは合わず、効果が薄かったように思います。
マッシモ劇場を案内する動画がありました。
素晴らしいです!この劇場で観たかったです。
ラストシーンは、ロドルフォの部屋に集まる仲間たち4人とその恋人ムゼッタ、ミミもやってくるのですが、
みんな白い衣装でしたが、体格の良い4人が揃って真っ白というのも
貧乏で自由を愛するボヘミアンなのに・・
と言う違和感を感じました。あくまで個人的な感想です。
もちろんそれぞれの歌唱は素晴らしく、フランチェスコ・ヴルタッジョさんとグリゴーロの2重唱が素敵でした。
演奏は素晴らしく、TOKYOFM少年合唱団が今回も深みを加えてくれました。
初日だったので、次回はもっと調和がとれたラボエームになっているのかなと思います。
秋のトスカも見に行きます。
こんな素晴らしい舞台の後に恐縮ですが
次回7/19
バースデーライブは8/27です。





