子供のころ、私は好き嫌いがとても多く食べること自体が嫌いでした。

肉も野菜もお魚も貝類も嫌いで、特に形がリアルなものが苦手。

ホタルイカとかアワビとかサザエとかは今でも食べれません。

お魚の活き作りなんてとんでもない。

出されたら卒倒します(笑)

焼き肉屋さんだと、焦げすぎて、皆さんがよけているものを食べます。

カレーライスも嫌いで、丼ものも嫌い。

御飯にドロッとしたものがかかっているのが苦手なのです。

 

親はどういう育て方をしたのでしょう(笑)

両親ともに忙しかったので私の食を観察する余裕はなかったのです。

 

こんな私なので、仕事をするようになって怖い思いを何回もしています。

九州に行った時のこと、御取引先の方がお食事に誘ってくださって、

行くと出てきたのはなんと烏賊の活き造り。

「この辺じゃないと食べれないから」

とオモテナシして下さったのですが、身が細切りになっている切り身の下には、烏賊さんの体が

荒く息(?)をするように動いています。目はギロッと私を睨んでいるようです。

目を瞑って一切れ口に入れて飲みこみました。

「美味しいですね」

一応言いましたが、味なんか分かりません。

 

また鯛の活き造りを出していただいたときは、ようやく下げていただいたお皿の後、

出てきた椀物の蓋を開けたら、先ほどの鯛さんのお顔が半分になって入っていて

腰がぬけそうになりました。

 

仕事をするようになって、そんなことは言っていられないので、ほぼ何でも食べられるようになりましたが、

今でも苦手なものもあります。

 

その一つがビーツ。

高校時代に、夏休みを利用してホームステイさせてくださったイギリスの家庭でビーツを出されたことがあって

 

見た途端、私は血が滴る「悪魔の心臓だ」と思ってしまったのです。

 

と言うのもその少し前に英国人が作ったパルマを舞台とした映画

「哀れ、彼女は娼婦」というのを見てしまっていたのです。

その中で青年が恋人を殺し、その心臓をえぐりだし剣で突き刺し城内を走り回ると言う衝撃的なシーンがあり、

初めて見たビーツは、その心臓そのものにしか見えなかったのです。

帰国してから、それが野菜の一種だと知りましたが、

いまだに食べられません。

 

最近は、カレーも丼ものも、美味しく食べられるようになりました。

美味しく食べる分、体重が増加。

 

どうしたものでしょう。